エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2017年6月23日 16:59 JST

デルタ航空のA350、成田へ10月就航 ビジネスはドア付き個室

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 デルタ航空(DAL/DL)は、今秋受領するエアバスA350-900型機を1路線目となるデトロイト-成田線に10月から就航させる。米国の航空会社へ初のA350納入となる。

個室タイプとなるデルタ航空がA350に導入するビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」のイメージ(同社提供)

初飛行するデルタ航空のA350-900=17年6月 PHOTO: Alexandre Doumenjou, Master Films/Airbus

 A350初便となるのは、現地時間10月30日のデトロイト発成田行きを予定。11月16日以降はデトロイト-ソウル(仁川)線の一部、2018年1月17日以降はデトロイト-北京便の一部に導入を計画している。航空券の販売は、6月17日から順次始めている。21日には、塗装を終えたA350が初飛行したと発表した。

 デルタは2014年11月、A350のうち標準型となるA350-900を25機発注。座席数は3クラス306席で、ビジネス32席、プレミアムエコノミー48席、エコノミー226席となる。

 ビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」には、世界初となるスライド式ドアを設け、個室空間を用意。全席通路アクセス可能なフルフラットシートで、個人用モニターは18インチのものを採用する。

デルタ航空のプレミアムエコノミー
「デルタ・プレミアム」(同社提供)

 プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアム」は、A350で初めて設定。シートピッチは最大38インチ(約96.5センチ)、シート幅は最大19インチ(約48.3センチ)、リクライニングは最大7インチ(約17.8センチ)で、個人用モニターは13.3インチとなる。

 デルタは長距離国際線に投入している747-400や一部の777の後継機として、A350-900をアジア路線に導入。747は年内の退役を計画している。

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