エアバス, エアライン, 機体 — 2016年7月4日 14:50 JST

チベット航空、A330受領 初の双通路機

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 エアバスは、チベット航空(TBA/TV)に同社向け初号機となるA330-200型機を引き渡したと、現地時間6月30日に発表した。同社が双通路機を受領するのは初めて。

チベット航空のA330-200=16年5月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 チベット航空のA330-200は計279席(ビジネス12席、プレミアムエコノミー32席、エコノミー235席)。最大離陸重量(MTOW)を242トンに引き上げたタイプで、同タイプのA330-200は、中国の航空会社では初導入となる。

 MTOWの引き上げにより、ペイロード(有償搭載量)を増やすことができる。また、航続距離が238トンの既存機よりも648.2キロメートル(約350海里)延びる。

 同社はチベットのラサを拠点に、北京や上海、昆明など、中国国内路線を運航している。ラサは海抜3500メートルの高所にあり、同社向けA330-200にはRNP AR(Required Navigation Performance Authorization Required、特別許可を要する航法精度要件)を設定した。

 RNP ARアプローチは、航空用の衛星(GPS)位置情報などを航空機に搭載した航法コンピューターで処理・監視しながら、目的地の飛行場に設定された飛行経路を正確に飛行して着陸する運航方式。設定された進入経路からはずれるとコンピューターが警告するため、空港へ近づく際も管制官による誘導を必要としない。

 同社の運航機材はすべてエアバス機で、現在はA319を14機、A320を2機を保有している。

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Airbus
エアバス・ジャパン
西蔵航空

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