エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年5月13日 14:00 JST

ANA、東北の花描くフラワージェット 伊丹でデカール貼り

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 全日本空輸(ANA/NH)は5月14日から、東日本大震災からの復興支援として、東北の花々をあしらった特別塗装機「東北FLOWER JET(フラワージェット)」を運航する。14日午前8時15分発の伊丹発福島行きNH1695便を皮切りに、国内線へ投入。運航期間は2020年までの5年間を予定している。

伊丹のMROジャパンでデカール入りが進むANAのフラワージェット=16年5月11日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

 フラワージェットは、ボーイング737-800型機(登録番号JA85AN)に青森県のバラや宮城県のカーネーション、福島県のヒマワリなど、東北6県に咲く花々の写真を、デカールで描いた機体。花々の写真は福島出身の写真家、野口勝宏さんらが協力した。

 2015年の年末から福島空港のメンバーが中心となり、グループ社員の自発的提案活動「ANAバーチャルハリウッド」で取り組んだ。11日はデカールの貼り付け作業が行われ、野口さんもデカールの保護シートをはがし、仕上がりを確認した。震災で事務所も被害を受けた中、花は咲き続けていたことから、花を撮るようになったという。

 作業はANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)などが出資する、MRO(整備・修理・分解点検)を手掛ける新会社「MRO Japan(MROジャパン)」が、伊丹空港に構える格納庫で実施。昨年は映画『スター・ウォーズ』のキャラクターを描いた、ボーイング767-300ER型機の国内線仕様機(登録番号JA604A)による特別塗装機「スター・ウォーズANAジェット(STAR WARS ANA JET)」を手掛けた。

 フラワージェットの737は、今年2月に引き渡された新造機で、クリアコートを施した塗装が塗られたばかり。デザインに合わせ、機体前側の一部を白く塗る際、苦労したという。クリアコートは従来の塗料よりも光沢が出る反面、透明なため正しく塗られているかの判断が難しい。

*写真は23枚。
*福島への初便到着の様子はこちら
*お披露目の様子はこちら

デカール入りが進むANAのフラワージェット=16年5月11日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

伊丹のMROジャパンでデカール入りが進むANAのフラワージェット=16年5月11日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

デカールを貼るMROジャパンのスタッフ=16年5月11日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire


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