エアライン — 2015年9月17日 20:50 JST

TKbjリーグ最終シーズン、24チームで10月2日開幕 ターキッシュエアが命名権

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 日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)は9月17日、最終シーズンとなる2015-16シーズンの概要をメディア向けに都内で発表した。前シーズン同様、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)がネーミングライツ(命名権)スポンサーを務め、「ターキッシュエアラインズbjリーグ(TKbjリーグ)」として開催する。

TKbjリーグの最終シーズンを戦う選手たち。チームを代表して23人が集まった=9月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

日本のバスケットボールを世界レベルに近づけたいと話すアルデミル西日本・中部地区支社長=9月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ターキッシュエアのジェム・アルデミル西日本・中部地区支社長はbjリーグのスポンサーを務めることについて、「バスケットボールは、将来性のあるスポーツと考えている」と説明。日本のレベルを世界に近づけたいとした。スポーツ競技のスポンサーになる場合は「子どもの希望や将来性、夢を与えられるかどうか」を重視しているという。

 今シーズンは広島県を本拠地とする「広島ライトニング」と、石川県を本拠地とする「金沢武士団(サムライズ)」が新たに参入。24チームが12チームずつ、2つの地区に分かれて頂点を目指す。関東と北陸から東を「イースタン・カンファレンス(東地区)」、東海から西を「ウェスタンカンファレンス(西地区)」とし、新規参入の2チームは西地区に所属する。

 シーズン開幕は10月2日。2016年4月24日までのレギュラーシーズンで、各チーム52試合を戦う。5月にはプレイオフを実施。各地区の上位8チームが出場し、地区代表を選出する。勝ち上がった2チームはファイナルで対戦。優勝チームを決める。

「地域の人々が協力してくれる」と話す仙台89ERSの志村雄彦選手=9月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 bjリーグは地域に根付いた運営を目指している。仙台89ERS(エイティナイナーズ)の志村雄彦選手は、「地元メディアや(アリーナのある)長町の商店街の人々がサポートしてくれている。地下鉄ではつり革に広告を掲出して、自治体も協力してくれている」と話し、地元に浸透していると明かした。志村選手自身も仙台を歩いていて、声をかけられることも多いようだ。

 bjリーグは2005年からスタート。開始当時は6チームで発足した。今シーズン終了後はナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)と統合し、「B. LEAGUE(ビー・リーグ)」として2016年秋に開幕。B1からB3までの3部に分かれ、B1とB2には18チームずつ、B3には9チームが所属する。TKbjリーグからはB1に4チーム、B2に5チーム、B3に4チームが合流する。

 ターキッシュエアは、各種スポーツへのスポンサー活動を展開。欧州各国のバスケットボールチームが集まり、欧州内の王者を決定する「ユーロリーグ」の冠スポンサーを務めている。契約は2020年まで。

 日本国内では、サッカーJ2リーグの大宮アルディージャとセレッソ大阪、J1リーグの湘南ベルマーレをサポート。2015年からはJ1のFC東京とヴィッセル神戸もサポートしている。bjリーグのネーミングライツスポンサーは2014-15シーズンからで、今シーズンで2季連続。

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