エアバス, エアライン, 機体 — 2015年8月10日 16:18 JST

トランスアエロ航空、A321でエアバス機初導入

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 エアバスは、ロシアのトランスアエロ航空(TSO/UN)に同社向け初号機となるA321型機を現地時間7月28日に引き渡した。納入を記念して、モスクワのヴヌコボ空港でセレモニーを開催した。同社がエアバス機を導入するのは初めて。

トランスアエロ航空向け初号機のA321(エアバス提供)

 トランスアエロのA321はビジネス8席、エコノミー176席の計184席。エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56-5Bを搭載する。燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備。中国工商銀行(ICBC)系リース会社のICBC ファイナンシャル・リーシングからのリースで導入し、年末までに3機を受領する見込み。

 同社ではモスクワ発のパリ、テルアビブ(イスラエル)、アスタナ、アルマトイ(カザフスタン)、ノボシビルスク(ロシア)など、中長距離線に投入する予定。

 トランスアエロは1991年11月設立。1993年にはロシアで最初にボーイング機を導入した。現在は747型機を20機、777を14機、767を18機、737を47機、ツポレフTu-214型機を3機、貨物型のTu-204Cを2機保有。エアバス機はA320neoを8機、A380を4機発注している。

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Airbus
エアバス・ジャパン
Transaero Airlines
ICBC Leasing

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