エアライン, 空港 — 2014年12月19日 15:26 JST

ソラシド、那覇-中部・石垣就航へ 3月から

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 スカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ/6J)は12月19日、那覇-中部(セントレア)線と那覇-石垣線を開設すると発表した。2015年3月29日から運航する。便数やスケジュールは1月下旬に発表する見通し。SNJが中部と石垣に就航するのは初めて。

那覇から2路線を就航するソラシド エア=14年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航機材はボーイング737-800型機で174席。SNJは現在、11機の737-800を保有。3月には12機目を受領する。稼働機は10機で、12機体制になることで機材繰りに余裕が生まれることから、路線新設を決定した。

 SNJの髙橋洋社長は10月、12機目受領によるアジアへのチャーター便計画を発表。就航地について「いろいろな可能性を試しながら定期便化を進めていきたい。柔軟に考えたい」と、まずはチャーター便でノウハウの蓄積を図りたい考えを示していた。今回の那覇発着2路線開設とは別に、チャーター便を検討していくという。

 SNJは羽田から宮崎線を1日7往復、熊本線と鹿児島線を各5往復ずつ、長崎線と大分線を各4往復ずつ、那覇から神戸線を3往復、鹿児島線を2往復、宮崎線を1往復運航。1日計31往復運航している。那覇から2路線を新設することで、沖縄方面に注力する。現時点では、那覇空港の拠点(ハブ)化は明確にしていない。

 那覇-中部線で競合となるのは全日本空輸(ANA/NH)と日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)、スカイマーク(SKY/BC、9204)の3社。1日あたりの便数はANAが3往復、JTAが4往復、SKYが2往復となっている。

 那覇-石垣線ではANAとJTA、SKYのほか琉球エアコミューター(RAC)とも競合。1日あたりの便数はANAが最大8往復、JTAが8往復、RACが1往復、SKYが3往復。

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