エアバス, エアライン, 機体 — 2014年10月8日 19:34 JST

ミャンマー国際航空、関西-ヤンゴン線就航 12月まで定期チャーター

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 ミャンマー国際航空(MMA/8M)は10月8日、関西-ヤンゴン線を定期チャーター便で開設した。12月1日までの運航予定で、将来的には定期便化を目指す。

関西-ヤンゴン線を定期チャーター便で開設したミャンマー国際航空=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 月曜と水曜、土曜の週3往復運航する。関西発ヤンゴン行きは、機材繰りの関係でカンボジアのプノンペンを経由する。ヤンゴン発関西行きは直行便となる。使用機材はエアバスA319型機で、プレミアムエコノミー10席、エコノミー114席の計124席。

 8M9006便は関西を正午に出発、午後3時にプノンペンに到着する。午後4時にプノンペンを出発し、午後5時30分にヤンゴンに到着する。8M9005便はヤンゴンを午前1時に出発、関西着は午前8時30分。関西発ヤンゴン行き初便には86人が搭乗した。

両国の発展には協力が必要と話すMMAのミョー・チッ取締役=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 就航に先立ち、MMAのミョー・チッ取締役が「日本とミャンマーが協力すれば発展していける。日本からミャンマーへの渡航者増を期待している」とあいさつ。MMAによると、今後は70から80%の搭乗率を目指し、増便も視野に入れているとした。

 新関西国際空港会社の安藤圭一社長ら来賓がテープカットし、乗客が搭乗した。京都からヤンゴンに観光で向かう男性乗客は「初めてミャンマーに行く。今回の就航がきっかけで行こうと思った。ミャンマーのいいところを見て、周りの人々に伝えたい」と話していた。

 MMAは2013年4月27日、ミャンマー第2の都市、マンダレー行きのチャーター便を関西発で運航。同社が日本に就航した初めての便となった。同年4月30日には、ヤンゴン発関西行きのチャーター便を運航した。

 関西-ヤンゴン線は、全日本空輸(ANA/NH)が1996年7月16日から2000年3月25日まで運航。定期的なフライトは14年ぶりとなる。カンボジアへのフライトは1994年9月4日の開港以来初めて。

テープカットするミョー・チッ取締役(右から4人目)と来賓=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ミョー・チッ取締役にお祝いの花束を手渡す新関西国際空港会社の安藤社長=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関西発初便でヤンゴンに向かう乗客=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関西発ヤンゴン行き初便は86人を乗せて出発=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

将来的には定期便化を目指す=10月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
8M9006 関西(12:00)→プノンペン(15:00/16:00)→ヤンゴン(17:30)運航日:月水土
8M9005 ヤンゴン(01:00)→関西(08:30)運航日:月水土

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