MRJ, エアライン, 機体 — 2014年7月16日 08:53 JST

MRJ、ミャンマーのエア・マンダレイが最大10機発注 アジア初、ファンボロー航空ショーで正式契約

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 三菱航空機は現地時間7月15日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」について、ミャンマーのヤンゴンに拠点を置くエア・マンダレイ(LMT/6T)と最大10機発注する正式契約を締結したと、英国で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。日本以外のアジアの航空会社がMRJを発注するのは初めて。

エア・マンダレイのダトー・アダム・トゥーンプリンシパル(右)とともにMRJの模型を手にする三菱航空機の川井社長=7月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 契約内容は、90席クラスのMRJ90を確定6機、購入権4機の計10機。引き渡しは2018年の開始を予定している。

 LMTは現在ATR社のターボプロップ機3機を保有。MRJの導入で運航能力拡大を目指す。三菱航空機の川井昭陽社長は「これまでは日本と北米からの受注だったが、(LMTの発注は)地理的にも意味がある」と述べた。

 MRJはファンボロー航空ショー初日の14日に、米国のイースタン航空が最大40機発注する覚書を三菱航空機と締結している。ロールアウトは2014年秋、初飛行は2015年4-6月期、初号機の引き渡しは2017年4-6月期を予定している。

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三菱航空機
Air Mandalay

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