エアライン, ボーイング, 官公庁, 機体 — 2014年7月22日 18:35 JST

国交省、ボーイング787-9に型式証明交付

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 国土交通省航空局(JCAB)は、ボーイング787-9型機に対して型式証明を7月18日付で交付した。これにより787-9はJCABが定める基準を満たし、FAA(米国連邦航空局)とEASA(欧州航空安全局)による787-9の型式証明が日本でも承認されたことになる。

JCABから型式証明を取得した787-9=7月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 787-9のエンジンは、全日本空輸(ANA/NH)が英ロールス・ロイス製トレント1000、日本航空(JAL/JL、9201)が米GE製GEnxを搭載する。

 787-9の初号機は現地時間7月9日、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)に引き渡された。

 2社目となるANAへは今夏に同社向け初号機の引き渡しを予定。現在44機を発注しており、当初受領する機体は国内線仕様機で、2015年3月末までに国内線仕様機2機に続いて国際線仕様機1機を受領する。JALは20機を発注済みで、同社向け初号機は2015年度中に引き渡される予定。

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国土交通省
Boeing
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