エアライン — 2014年5月8日 20:20 JST

ANA、白鵬関に化粧まわし贈呈 「夢」は「はくほう」

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 全日本空輸(ANA)は5月8日、大相撲の横綱、白鵬関に化粧まわしを贈呈した。2012年から日本の文化を紹介するウェブサイト「IS JAPAN COOL?」を展開して訪日需要を喚起しており、サイト内に大相撲のコンテンツを設けて日本の魅力を世界に発信している縁から、化粧まわしを贈呈することになった。

「夢」と書かれた新調した着物を見せる白鵬関=5月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 化粧まわしには白鵬関が好きな「夢」の文字を、「はくほう」とひらがな4文字を組み合わせて描いた。文字が金色で描かれている化粧まわしは白鵬関に、赤と水色のものは日本とモンゴルの国旗の色をアレンジしたもので、赤い化粧まわしは露払いに、水色のものは太刀持ちに贈られる。

 羽田空港国際線ターミナル内の江戸舞台で行われた贈呈式に先立ち、ANAの志岐隆史・取締役執行役員は「白鵬関はモンゴルから単身来日し、努力を積み重ねて大横綱になられた。白鵬関にあやかり、ANAの国際線も努力と挑戦で増やしていきたい」と挨拶。白鵬関の歩んできた道と、同社の今後の展開を重ね合わせていた。

 着物姿の白鵬関は、うまく着こなすコツを問われると、「(元横綱の)北の富士さんから教えてもらったのは、着崩すこと。帯はきちんと締めず、雪駄は半分くらい履く。それが『粋』なんです」とはにかみながら答えた。

 また、国際社会で生きる日本の若者に向けて、東日本大震災でより一層の社会貢献を考えるようになった自身の経験に基づき、「心の豊かな人に成長してもらいたい」とエールを送った。

 化粧まわしは5月場所と9月場所、2015年1月場所と地方巡業で着用する予定。

土俵入り用の化粧まわし。「夢」の文字はひらがなの「はくほう」で構成=5月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

化粧まわしを披露する白鵬関=5月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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IS JAPAN COOL?(全日本空輸)

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