エアバス, 企業, 機体 — 2026年6月16日 15:03 JST

エアバス、アストンマーティン仕様の豪華ヘリ日本初納入 NOT A HOTELがACH130導入

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 エアバスは6月16日、単発ヘリコプター「ACH130」の特別仕様機「ACH130 アストンマーティン・エディション」をNOT A HOTEL(ノット・ア・ホテル、東京・中央区)に引き渡したと発表した。2025年8月に日本国内で同仕様機として初めて受注した機体で、日本初納入となった。NOT A HOTELは、ヘリコプターやクルーザーなどのモビリティをシェア購入できるサービス「NOT A GARAGE」で活用し、1機目は9月中の運航開始を目指す。

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
1口5500万円、年5回利用
新木場基軸に3拠点へ
価格感と快適性を重視

1口5500万円、年5回利用

 ACHはエアバス・コーポレート・ヘリコプターの略で、ビジネスジェットのような豪華な内装が特徴。ACH130のアストンマーティン仕様はパイロット1人で操縦し、6人が搭乗できる。内外装をアストンマーティンがデザインし、英オックスフォードにあるエアバス・ヘリコプターズの職人が手掛けた。ヘリコプターを操縦する楽しさと、高級スポーツカーを運転する喜びを求めるオーナーに向けたものだという。

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 アストンマーティンを象徴する「XENON GREY」を採用。952馬力のエンジンと134ノットの巡航速度を備える。アストンマーティンが手がけた内外装を採用し、高級車のような空間で空の移動体験を提供するもので、英国オックスフォードにあるエアバス・ヘリコプターズの職人が仕上げている。

 NOT A HOTELは、建築家やクリエイターが手がける別荘をシェア購入できるサービスを展開する企業。NOT A GARAGEでは、ヘリコプターやクルーザーなどのモビリティを必要な分だけ所有・利用できるようにしている。

 ACH130 アストンマーティン・エディションは、NOT A GARAGEの第2弾として販売された。販売開始時は22口限定で案内し、価格は1口5500万円、所有期間は5年間。江藤大宗共同代表によると、1号機は20人のオーナーが所有権を分ける形で販売済みで、オーナーは年間5回まで30分のフライトを利用できる。

 通常は利用権1回につき片道30分のフライトが可能だが、目的地が関東近郊のNOT A HOTELの場合は、片道最大60分まで利用できる。NOT A HOTELのオーナーは、保有する宿泊日数を消費して利用することもできるという。

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新木場から3拠点へ

 運航は東京ヘリポートのある新木場を基軸に組み立てる。江藤氏によると、まずは同社の拠点がある栃木県の那須エリア、群馬県のみなかみ(水上)、北軽井沢を50分以内で結ぶことを想定している。

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1機目は9月中の運航開始を目指す。2機目は1機目から2、3カ月遅れて受領する予定で、年内の運航開始を目指している。

 運航に関わるオペレーションは、ヘリコプターなどの航空モビリティ事業を展開するAirX(東京・千代田区)が担う。

価格感と快適性を重視

 江藤氏は、ACH130 アストンマーティン・エディションを選んだ理由について、同社が掲げる移動と食と住のコンセプトに合う機体だと説明した。NOT A HOTELでは、移動の中でも陸・海・空をテーマにしており、車や船、ジェット、ヘリコプターを一体で考えている。アストンマーティンがヘリコプターと車を連動させるような世界観を持っている点に着目したという。

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ACH130を選んだ理由については、単発機のコストメリットと、スピード、快適性のバランスを挙げた。関東では飛行可能な空域が限られる中、東京を中心に那須、水上、北軽井沢へ向かう用途を想定。「手に取っていただきやすい価格感と快適さ」のバランスを重視し、単発機の中でも上位クラスに近いACH130を選んだと説明した。

 乗り心地については、双発機に負けないパワーと、スタビライザーによる安定性を挙げ、アストンマーティンらしい内装の質感も特徴だとした。

 今後のヘリコプター展開については、関東を基軸に、関西、瀬戸内、沖縄での活用を視野に入れる。瀬戸内ではすでに、シェア販売型ではないヘリコプターを1機活用している。北海道については、気象条件などから飛行できる日が限られるとして、運航方法や機体選定を検討する。

 双発機では、静音性の高いACH160やACH145などを検討しているという。江藤氏は、ヘリコプターは価格や性能の幅が広いとした上で、まずは安全性、スピード、導入しやすさのバランスが取れた機体から始め、離島など洋上飛行が必要な地域では双発機の導入も視野に入れる考えを示した。

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

NOT A HOTELに日本初納入されたエアバスのACH130 アストンマーティン・エディション=26年6月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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