ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は12月26日に、累計搭乗者数が400万人に到達した。旅客便の就航から5年2カ月での到達となった。

累計搭乗者数が400万人に到達したZIPAIR=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
同社は日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離LCCで、成田空港が拠点。2020年6月3日にバンコク(スワンナプーム)線を開設したが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりボーイング787-8型機(2クラス290席)に貨物のみ搭載する貨物専用便としてスタートした。
2路線目のソウル(仁川)線も同年9月12日に貨物専用便で開設し、翌月10月16日のソウル行きZG41便が最初の旅客便となったものの、乗客は2人だった。節目となる10万人には、就航から約1年9カ月後の2022年7月20日に到達した。就航から2年11カ月後の2023年9月には100万人を達成。2024年7月には200万人、今年4月に300万人に到達しており、400万人までの100万人を9カ月弱で積み上げた。
国際線のみを運航し、現在の路線は10路線。年明け2026年は、同社初となる成田-米フロリダ・オーランド間の直行チャーター便を2月下旬から3月上旬に運航するなど、新たな事業領域に進出する一方、夏ダイヤ初日となる2026年3月29日からは成田-マニラ線の定期便を運休する(関連記事)。
関連リンク
ZIPAIR
マニラ運休
・【独自】ZIPAIR、成田-マニラ運休 26年夏ダイヤから、初の路線運休(25年12月26日)
貨物・旅客便の初便
・ZIPAIR、成田-ソウル旅客便就航 初便乗客は2人(20年10月16日)
・ZIPAIR就航 JAL系LCC初便は貨物専用便、翼振り成田からバンコクへ(20年6月3日)
これまでの節目
・ZIPAIR、累計300万人到達 旅客便就航4年5カ月で(25年4月2日)
・ZIPAIR、累計200万人到達 旅客便就航3年8カ月で(24年7月8日)
・ZIPAIR、搭乗者数100万人突破セール ソウル8000円、米西海岸3.25万円から(23年9月25日)
・ZIPAIR、搭乗者数10万人突破 1年9カ月で(22年7月25日)
ZIPAIR
・ZIPAIR、787-9を27年度以降導入 JAL機を10機規模改修(25年3月19日)
・ZIPAIR、ホノルル空港-ワイキキの乗合送迎販売(25年3月18日)
・ZIPAIR西田社長「お手軽価格で楽な移動手段あってもいい」787-9でフルフラット拡充(25年3月6日)
・【独自】ZIPAIR、787-9導入 フルフラットシート拡充視野(25年3月4日)
・ZIPAIR、バンクーバー・サンノゼ増便 5-8月は週6往復ずつ(25年2月26日)
ZIPAIR搭乗記・サーチャージなしで経費削減
前編 片道3万円でバンコクへ
後編 バンコクまでネット無料
番外編 フルフラットシートで片道10万円
機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも
写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ
