空港, 需要, 需要実績 — 2025年12月26日 06:00 JST

関空、旅客7%増285万人 訪日客コロナ前超え続く=11月実績

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 関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2025年11月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比7%増の285万6989人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると12%増で、コロナ前の実績を4カ月連続で上回った。また訪日客は、コロナ前の大幅超えが続いている。

25年11月の総旅客数が285万人だった関西空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 国際線の旅客数は12%増(19年同月比19%増)の235万7773人で、3年10カ月連続で前年を上回った。このうち外国人旅客は9%増(37%増)の181万4171人で、速報値として3年9カ月連続の前年超え。1年10カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は20%増(16%減)の54万670人で、4年8カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は4%増の2932人だった。

 国内線の旅客数は10%減(12%減)の49万9216人で、2カ月ぶりに前年を下回った。

 発着回数のうち、一方、国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は5%増(3%増)の1万7379回で、4年8カ月連続で前年を上回った。国際線全体では11%増(8%増)の1万4000回で、4年6カ月連続で前年超え。このうち旅客便は13%増(6%増)の1万2275回で4年8カ月連続で前年を上回った。貨物便は前年同月比4%減の1567回だったものの、2019年同月比では26%増で高水準となった。国内線は14%減(14%減)の3379回だった。

 国際貨物量は2%増(3%増)の7万1176トンで1年2カ月連続で前年を上回った。国内貨物量は28%減の612トンだった。

 伊丹空港の旅客数は前年同月並み(19年同月比6%減)の137万4453人。発着回数は1%増(19年同月並み)の1万1298回で、貨物量は前年同月並みの7967トンだった。

 4月に国際チャーター便の運航が始まった神戸空港は、総旅客数が16%増の34万8580人。国際線は4万8043人で、このうち外国人旅客は3万9105人、日本人旅客は8938人だった。国内線は前年同月並み(19年同月並み)の30万537人だった。総発着回数は10%増の3032回で、国際線が312回、国内線は2%減(4%減)の2720回だった。

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