エアバスは現地時間10月31日、大韓航空(KAL/KE)がA350F貨物機を7機発注したと発表した。既存のA350-1000の発注7機分をA350Fに切り替えた。

大韓航空のA350F(イメージ、エアバス提供)
A350Fは開発中の大型貨物機で、ペイロード(有償搭載量)は最大111トン、航続距離は8700キロメートル(4700海里)を計画し、全長70.8メートルは標準型のA350-900の66.8メートルと、長胴型のA350-1000の73.79メートルの間の長さとなる。
エアバスによると、旧世代でペイロードが同程度の貨物機と比べ、燃料消費量とCO2(二酸化炭素)排出量を最大40%削減できるという。エンジンは英ロールス・ロイスのA350向け「Trent XWB(トレントXWB)」のうち、A350-1000と同じTrent XWB-97を搭載する。9月末時点で、貨物航空会社10社とリース会社1社から計65機受注している。
大韓航空はA350ファミリーを33機発注済み。内訳は長胴型のA350-1000が20機、標準型のA350-900が6機、今回発注変更したA350Fが7機で、A350-900は2機受領済み。
27年下期納入開始
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・大型貨物機A350F、27年下期就航へ後ろ倒し サプライチェーン影響(25年2月21日)
A350F
・エアバス、A350F貨物機の初号機向け水平安定板完成 スペインで製造(25年7月24日)
・エアバス、A350F貨物機の初号機向け主翼完成 英国で製造(25年6月3日)
・エアバス、A350Fのデザイン公表 2案組み合わせ作成、25年初飛行へ(23年6月23日)
・エアバス、A350Fのデザイン公募 パリ航空ショーで披露、24年初飛行へ(22年10月6日)
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