エアライン, 解説・コラム — 2014年3月4日 09:59 JST

ANA、ピンクの制服でひなまつりフライト 伊丹行き33便で

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 全日本空輸(ANA)は3月3日、「ひなまつりフライト」を3月3日にちなんだ羽田発伊丹行きNH33便で行った。運航業務のほとんどを女性スタッフが行うもので、乗客211人を乗せたボーイング777-200型機(登録番号JA8197)は、午後4時7分に羽田を出発した。

女性副操縦士が乗務する33便を見送るANAのひなまつりフライトのスタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 搭乗口付近では、客室乗務員やグランドスタッフ、整備士ら40人がひなあられを乗客に配布し、搭乗後はイベントを企画したメンバーが中心となり、横断幕で見送った。

 今回のフライトでは、副操縦士、客室乗務員、グランドスタッフ、整備士、グランドハンドリングと、運航にかかわる大半の職種を女性スタッフが担当。機長など一部を男性が務めた。

 ANAグループの運航乗務員は約2600人で、このうち20人が女性。ANA本体に限ると2200人のうち、15人が女性パイロットだ。

 桃の節句にちなみ、グランドハンドリングのスタッフはピンク色のつなぎを、整備士はピンク色の反射ベストを着用。ピンクのつなぎは普段、客室乗務員が訓練時に着用しているものを使った。

 発案者代表で、ANAエアポートハンドリングのランプサービス部に所属する加地ソノハさんと今里江莉加さんは「季節感を感じてもらいたいです」と思いを述べた。グランドハンドリング職には、近年女性も進出している。力仕事もある職種だが、加地さんは「身につけた技術やコツを生かしています」と話した。

 ANAでは、これまでも部署単位でひなまつりフライトを実施しており、部門を越えて行うのは、2009年と2010年に続き今回で3回目。

ANAひなまつりフライトのスタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ひなあられが入ったかごを持つ加地さん(中央右)と今里さん(同左)=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

乗客を見送るANAひなまつりフライトのスタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ピンクのつなぎを着用して作業するグランドハンドリングスタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

33便を見送るANAひなまつりフライトのスタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

横断幕を手にするANAひなまつりフライトのスタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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