エアライン, ボーイング, 機体 — 2025年9月26日 16:58 JST

ターキッシュ、787最大75機発注 737MAXも150機検討

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 ボーイングは現地時間9月25日、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)が787型機を最大75機発注したと発表した。内訳は35機が長胴型の787-9、15機が超長胴型の787-10で、別途25機分の追加発注オプションも含まれる。同社として過去最大のボーイング製ワイドボディ機の発注となる。また、737 MAXを最大150機追加発注する意向も明らかにした。

ターキッシュエアラインズの787と737 MAX(イメージ、ボーイング提供)

 ターキッシュは今回の発注で、運航機材の拡充と刷新を進める。両機種の導入で、保有するボーイング機は2倍に増える見通し。787-10の導入で、イスタンブールと米国、アフリカ、東南アジア、中東などを結ぶ高需要路線で、旅客と貨物の輸送力拡大と燃費効率向上を図る。

 ターキッシュのアフメット・ボラット会長は「今回の契約は単なる機材拡充にとどまらず、業界でのリーダーシップや革新性、運航品質への姿勢を示すもの。2033年までに800機体制を目指す上で重要な一歩だ」と述べた。

 ターキッシュは現在、787-9や777、737 MAX、737NG(次世代737)、777F貨物機などボーイング機を200機以上運航している。

 ボーイングのステファニー・ポープ民間航空機部門社長兼CEO(最高経営責任者)は「再びターキッシュエアラインズに787と737 MAXを選んでいただき光栄だ」とコメントした。

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