ボーイングは現地時間9月22日、ウズベキスタン航空(UZB/HY)が787-9型機を最大22機発注する契約を結んだと発表した。同社にとって過去最大の機材発注で、内訳は確定14機、オプション8機となる。

ウズベキスタン航空の787-9(イメージ、ボーイング提供)
国連総会が開かれているニューヨークで発表されたもので、契約締結の場にはウズベキスタン共和国のシャフカト・ミルジヨエフ大統領も出席。ボーイングと同国運輸省は、航空関連分野での協業拡大を見据えた協力合意書(MoC)にも署名した。
ウズベキスタン航空は中央アジアで初めて787を導入した航空会社で、現在は標準型の787-8を運航。新たに導入する787-9は長胴型で、座席数が増えて航続距離も伸びており、米国など長距離路線の拡充に活用する。現在はニューヨークへ直行便を運航しており、欧州やアジアを含む広域で路線網を展開している。
ボーイングによると、今回の受注により米国内で約3万5000人の雇用を支えることになるという。
ウズベキスタン航空のシュフラト・フダイクロフ会長は「今回の契約は、中央アジアの航空ハブとしての地位をさらに強化するものだ」と述べた。また、ボーイングのブラッド・マクマレン民間機営業担当上級副社長は「30年にわたるパートナーシップを通じて、今後も同社の成長戦略を支えていく」とコメントした。
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