ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が関西空港第2ターミナル内に複合訓練施設「MOMO TRAINING LAB(モモトレ)」を開設。運航の安全性とサービス品質の向上、安定的な人材育成の基盤強化を目的に、パイロット、客室乗務員、グランドスタッフの訓練に対応。客室モックアップは、海外で退役したエアバスA320の実機を改修して完成させたものです。
パイロット向けの訓練施設は、機長養成のための教育・研修に用いるFTD(飛行訓練装置)を設置。客室乗務員向けには、客室モックアップとドアトレーナー、緊急脱出用スライドを備えています。
客室モックアップはA320の実機を使って再現。座席数は50席、4カ所から煙を発生させることができ、火災発生や洋上への着水など、さまざまな状況を想定した訓練ができます。非常口などを自由に設置できるモックアップの利点を生かし、翼上の非常口ドアはA320とA321のドアタイプを左右片方ずつ設置し、ピーチが運航するA320ceo、A320neo、A321LRの計3機種に対応できるようになっています。ドアトレーナーも実機のドアを使用しています。
グランドスタッフ向けには、空港のチェックインカウンターやユニバーサルデザイン(UD)スロープを備え、接客状況を想定した訓練や養成を、実物に近い環境で実施しています。
(動画制作:メディア・メトル)
関連リンク
Peach Aviation
動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・PeachがA320″実機”訓練施設「モモトレ」
・ピーチ、A320″実機”の訓練施設「モモトレ」関空に(25年8月4日)
