エアライン, 空港 — 2025年4月16日 15:05 JST

シンガポール航空、チャンギ空港T2ラウンジも刷新 2年かけリニューアル

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 シンガポール航空(SIA/SQ)は、拠点のチャンギ国際空港にあるラウンジの改装を現地時間4月15日に始めた。第2ターミナル(T2)にある「シルバークリスラウンジ」と「クリスフライヤーゴールドラウンジ」が対象で、座席数と面積を50%拡大させる。改装工事は段階的に進め、2年後の2027年半ばに完了する見通し。今回のラウンジ改装に4500万シンガポールドル(約48億6800万円)を投じ、顧客サービスを向上させる。

シンガポール航空がリニューアルするチャンギ空港T2のクリスフライヤーゴールドラウンジ(左)とシルバークリスラウンジ(同社提供)

 改装後のシルバークリスラウンジは、ファーストクラスエリアの収容人数を増やし、大きな窓を備えた空間となる予定。ビジネスクラスエリアは30%拡張し、リクライニングチェアを備えた休憩エリアのほか、ウィングバックチェアやソファなど、各種タイプの座席を用意するリビングルームエリアを新設する。また、個別の作業用スペースを備える「プロダクティビティ・ポッド」も設ける。

 クリスフライヤーゴールドラウンジは、収容人数を倍増させる。アームチェアやワークステーション、ダイニングシートなど各種タイプの座席を用意する。また、化粧室や個室シャワーも設ける。

 改装工事は段階的に進める。シルバークリスラウンジのファーストクラスエリアから着手し、2025年第4四半期の完成を予定する。完成後は同ラウンジのビジネスクラスエリアを、2026年上期にはクリスフライヤーゴールドラウンジをそれぞれ着工し、2年かけてT2ラウンジの改装を終える。

 シンガポール航空は、チャンギ空港第3ターミナル(T3)にある「シルバークリスラウンジ」と「クリスフライヤーゴールドラウンジ」を2022年5月までに刷新済み。座席数と面積を30%増加させ、5000万シンガポールドルを投じている。

シンガポール航空がリニューアルするチャンギ空港T2のシルバークリスラウンジにあるファーストクラスエリアのバー(イメージ、同社提供)

シンガポール航空がリニューアルするチャンギ空港T2のシルバークリスラウンジにあるビジネスクラスエリアのダイニング(イメージ、同社提供)

シンガポール航空がリニューアルするチャンギ空港T2のクリスフライヤーゴールドラウンジ(イメージ、同社提供)

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ラウンジ(シンガポール航空)
シンガポール航空

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