日本航空(JAL/JL、9201)は、福岡空港第2滑走路が供用開始となる3月20日(祝)に「九州遊覧フライト」を実施する。JALグループのジェイエア(JAR/XM)が運航するチャーター便で、エイチ・アイ・エス(HIS、9603)と空港を運営する福岡国際空港(FIAC)とともに、ツアーを販売する。

福岡空港の国際線ターミナル横に建てられた新管制塔=24年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

滑走路を増設する福岡空港(FIAC提供)
便名はJL4921便で、機材はジェイエアのエンブラエル170(E170)型機を使用。福岡を午前8時30分に出発し、初日を迎えた第2滑走路から離陸して新滑走路を眺めた後、熊本、阿蘇、長崎の上空を約90分間飛行して、午前10時ごろに福岡へ戻る。
終了後には、ジェイエアの運航乗務員による航空教室(約30-40分)や、普段は立ち入ることができない福岡空港のバックヤード見学(約30-40分)に加え、展望デッキでの離着陸見学(約30分)も予定している。
ツアーはHISのウェブサイトで販売し、先着66人を募集。旅行代金は税込で大人が6万9800円、子供(3歳以上12歳未満)は5万9800円、2歳以下は無料。かしわ飯と阿蘇高菜の2種類のおにぎりなどが入った「空弁」も用意する。
第2滑走路は長さは2500メートルで、第1滑走路(2800メートル)の西側に設置。現在の発着回数は1時間あたり38回で、増設後は40回に増える。進入方式の高度化などで45回まで増枠できるという。年間の発着回数は現在17万6000回で、新滑走路の供用開始後は18万8000回となり、最大21万1000回まで対応できる。
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