カナダのトロント・ピアソン国際空港で現地時間2月17日午後3時30分(日本時間18日午前5時30分)ごろ、デルタ航空(DAL/DL)の完全子会社で地域路線を担うエンデバー航空(EDV/9E)が運航するミネアポリス発トロント行きDL4819便(旧ボンバルディアCRJ900型機、登録記号N932XJ)が着陸後横転した。デルタによると、乗客76人と乗員4人の計80人が搭乗しており、負傷した18人は近くの病院に搬送されたという。死者は出ていない。
*カナダの運輸安全委員会がレコーダーの分析開始。記事はこちら。

デルタのCRJ900(ボンバルディア提供)
詳しい原因は調査中。ピアソン空港は事故の影響で閉鎖されていたが、午後5時(日本時間18日午前7時)から出発・到着とも運用を再開。空港の緊急チームが警察や消防などとともに対応している。
カナダのTSB(カナダ運輸安全委員会)は事故調査官を現地へ派遣。NTSB(米国家運輸安全委員会)も米国の調査チームを率いて、カナダ当局の調査を支援していく。
*負傷者情報を更新しました。(25年2月18日 07:58 JST)

トロント・ピアソン空港のXアカウントが投稿した2月17日の空港の様子(同空港のXから)

ミネアポリス発トロント行きDL4819便の航跡(Flightradar24から、実際の位置とは誤差がある場合があります)
関連リンク
デルタ航空
Endeavor Air
Toronto Pearson Airport
・トロントDL4819便事故、カナダ運輸安全委がフライト・ボイスレコーダー分析開始(25年2月22日)