日本航空(JAL/JL、9201)は、5月31日に開設する成田-シカゴ線をボーイング777-300ER型機で週7往復(1日1往復)運航し、ファーストクラスを設定する。既存の羽田-シカゴ線も運航を継続し、東京-シカゴ間は週14往復(1日2往復)となる。

JALの777-300ER=24年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
運航スケジュールは、シカゴ行きJL56便が成田を午後6時15分に出発し、午後4時着。成田行きJL55便は午後0時30分にシカゴを出発し、翌日午後3時15分に到着する。9月1日から夏ダイヤ最終日の10月25日までは、シカゴ着が午後3時45分、シカゴ発は午後0時10分となる。シカゴ発のJL55便は折り返し便で、現地時間6月1日から運航する。

JALの777-300ER ファーストクラス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの777-300ER ビジネスクラス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
777-300ERの座席数は4クラス244席。ファーストクラス8席、ビジネスクラス49席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス147席となる。後継機エアバスA350-1000型機(4クラス239席:ファースト6席、ビジネス54席、プレエコ24席、エコノミー155席)就航で、現在は国内線にも日常的に投入している機材となる。
JALの予約サイトによると、初便となる5月31日のシカゴ行きJL56便の場合、片道運賃はファーストクラスが224万5000円から、ビジネスが77万3600円から、プレエコが37万1000円から、エコノミーが30万9000円から。
シカゴを6月1日に出発して往復する場合は、ファーストが往路161万5000円からと復路152万7140円から、ビジネスが往路49万円からと復路35万9640円から、プレエコが往路68万2000円からと復路61万4640円から、エコノミーが往路27万2000円からと復路25万6640円から。
JALは成田-シカゴ線開設で日本-北米間を強化することに加え、成田空港をハブとして東南アジア・インド-北米間の乗り継ぎ需要を強化する。
運航スケジュール
成田→シカゴ
JL56 成田(18:15)→シカゴ(16:00)運航日:5/31から8/31の毎日
JL56 成田(18:15)→シカゴ(15:45)運航日:9/1以降の毎日
シカゴ→成田
JL55 シカゴ(12:30)→成田(翌日15:15)運航日:6/1から8/31の毎日
JL55 シカゴ(12:10)→成田(翌日15:15)運航日:9/1以降の毎日
関連リンク
日本航空
1月に就航発表
・JAL、成田-シカゴ5/31開設 東南アジア・インド-北米乗継ぎ強化(25年1月21日)
機材関連
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777-300ERの動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・JAL初の777-300ER退役機 元JA734Jが離日
・JAL 777-300ER 新インテリア初号機の機内(JA738J)
写真特集・JAL 777-300ER機内デザイン刷新
(1)黒を基調としたビジネスクラス
(2)ワインレッドと黒のプレエコ
(3)エコノミーはA350と同じグレー系
(4)シックな壁面やウォシュレット完備の化粧室