デルタ航空(DAL/DL)は、シアトル・タコマ国際空港に新しい「デルタ・ワン ラウンジ」を5月にオープンする。ビジネスクラス「デルタ・ワン」の乗客専用で、広さは約1万1000平方フィート(約1022平方メートル)となる。

シアトルに開設する新しい「デルタ・ワン ラウンジ」(デルタ航空提供)
新しいデルタ・ワン ラウンジには、シアトルの象徴で「タコマ富士」とも呼ばれるレーニア山を望む屋外テラスを設置。場所はコンコースAの11番ゲート付近で、新設する2番目の「デルタ スカイクラブ」(約1万4000平方フィート)の上層階となる。同ラウンジはデルタのマイル会員向けラウンジで、新たなデルタ・ワンとスカイクラブの開設により、シアトル空港でのプレミアムサービスを強化する。
シアトルのほか、デルタ航空の本拠地アトランタ空港や、ソルトレイクシティ空港、フィラデルフィア空港もラウンジを拡充する。

アトランタに開設する新しい「デルタ スカイクラブ」(デルタ航空提供)
アトランタ空港は、新しいスカイクラブがD16番ゲート近くに今春オープンする予定で、総面積は約2万3000平方フィート。空港内にはスカイクラブが9カ所あるが、新設は2016年以来で、2番目に大きな施設となる。また、コンコースAとCのスカイクラブも改装を予定している。
ソルトレイクシティ空港は、第4四半期にスカイクラブを新設する予定。デルタ スカイクラブとしては最大規模で、広さは約3万4000平方フィートを計画している。
フィラデルフィア空港では、ターミナルDとEの接続通路近くにあるスカイクラブを、2000平方フィート以上拡張する計画を進めている。
デルタ航空は現在、米国内に56カ所のラウンジを設けており、米国の航空会社では最大規模のネットワークを誇る。2024年には、ニューヨークJFK空港、ロサンゼルス空港、ボストン空港にデルタ・ワン ラウンジを新設。ロサンゼルスのラウンジは、古き良きハリウッドをイメージした内装で、寿司バーやプライベートなリラクゼーションポッドを備えており、約200人が利用できる。また、シャーロット空港には新しいスカイクラブをターミナルAの南端に開設した。マイアミ空港やニューヨーク・ラガーディア空港では、スカイクラブを拡張し、多くの乗客が利用できるようにした。
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デルタ航空
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