日本航空(JAL/JL、9201)は3月29日、顧客データの分析基盤にAI/機械学習のプラットフォーム「Dataiku」を導入したと発表した。野村総合研究所(NRI、4307)とDataiku Japan(東京・渋谷区)の2社と協働で導入し、既存のビッグデータを活用することで、旅行先や興味のある商品など、利用客のニーズに合った提案ができるようになる。
JALはDataikuの導入により、担当者間での分析手法の統一化を実現。航空利用に加え、日常生活での利用などで大量のデータを横断的に分析できるようになった。今後は過去の渡航実績を活用した好みに合った新たな旅先の提案や、JALのショッピングサイト「JAL Mall」での購入実績を分析し、興味のありそうな商品の紹介などへの活用が期待できる。
DataikuはNRIが販売代理店を務める。
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