空港 — 2023年9月26日 19:47 JST

中部空港、LCCターミナル連絡バス継続 5月から10万人利用

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 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は9月26日、第1ターミナル(T1)とLCC専用の第2ターミナル(T2)を結ぶ連絡バスの運行を、10月以降も続けると発表した。5月から9月までの実証運行を実施してきたが、これまでに約10万人が利用したことなどから、継続を決めた。

第2ターミナルへの連絡バスの運行を継続する中部空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 連絡バスは、T1のアクセスプラザ1階にある空港バスのりば7番から、T2のタクシー降り場まで運行。所要時間はT1からT2が5分、T2からT1までは2分で着く。空港内の道路を時計回りに走ることから、T1からT2までの走行距離は約2キロ、T2からT1は約500メートルとなる。

 料金は無料で乗客以外も利用できる。運行時間は最大午前5時30分から午後10時50分までで、おおむね15分間隔で運行する。

 9月現在、T2発着便は国内線が1社2路線と国際線が5社6路線。国内線はジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の福岡線と那覇線で、国際線はチェジュ航空(JJA/7C)のソウル(仁川)線、タイガーエア台湾(TTW/IT)の台北(桃園)線と高雄線、香港エクスプレス航空(HKE/UO)の香港線、セブパシフィック航空(CEB/5J)のマニラ線、ジェットスター・ジャパンのマニラ線となる。

中部空港T1-T2間連絡バスの運行ルート(中部空港会社の資料から)

 連絡バスの実証運行は、T2の国際線到着運用を再開した5月8日に始まり、9月30日まで毎日運行。同時に始めたT2国内線の到着客が対象のシャトル車両も運行を継続する。

 T2はLCC専用で、2019年9月20日に開業。鉄道や高速船が発着するアクセスプラザからの距離は550メートルで、2018年10月にオープンしたボーイング787型機を展示する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームス)」内部を経由し、徒歩では約7分で着く。

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第2ターミナル(セントレア)
中部国際空港 セントレア

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