エアライン, 企業 — 2023年8月29日 11:40 JST

ANAとポーラ、宇宙でも使える化粧品「COSMOLOGY」販売 ISSにも搭載

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 全日本空輸(ANA/NH)は8月28日、ポーラと共同開発したスキンケアブランド「COSMOLOGY(コスモロジー)」の販売を10月から順次始めると発表した。宇宙でも使える化粧品を共同開発するプロジェクト「CosmoSkin(コスモスキン)」から生まれた商品で、国際宇宙ステーション(ISS)への搭載が決定している。

ANAが10月から販売するポーラと共同開発した化粧品「COSMOLOGY」(ANAの発表資料から)

 今回の商品は、国際線の機内免税品プリオーダーサービスと、ANAの通販サイト「ANAショッピング A-style」で扱う。商品展開は全3点で、「クレンジングウォッシュ」と「ローションクリーム」、これらをセットにした「スペースクルーキット」をそろえた。

 スペースクルーキットは、10月12日からANAの通販サイト、11月1日からはプリオーダーサービスで販売。2024年1月1日からは単品販売もプリオーダーサービスで受け付ける。税込価格はスペースクルーキットが7480円、クレンジングウォッシュが6160円、ローションクリームが6600円で、プリオーダーサービスは免税価格になる。また、ポーラの店舗などでも販売を予定している。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)とポーラは、CosmoSkinのプロジェクトを2020年9月から開始。航空機内とISSの環境類似性に関する知見をANAが提供し、機内環境のヒアリングや機内で働く客室乗務員が連用試験に協力して開発を支援した。

 2022年3月には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「第2回宇宙生活と地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集」で、顔用の化粧品では日本で初めてISS搭載が決定。2024年ごろに、油井亀美也宇宙飛行士のISS長期滞在時に搭載が予定されている。

関連リンク
全日本空輸
ポーラ・オルビス ホールディングス

ポーラとANA、宇宙でも使える化粧品開発 23年商品化目指す(20年9月11日)

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