エアライン, 空港 — 2023年8月13日 21:55 JST

台風7号、14日から西日本発着便に欠航 東海道新幹線も15日は区間運休

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 強い台風7号は、8月14日午前6時の推定で和歌山県・潮岬の南東約270キロにあり、時速15キロの速さで北西へ進んでいる。14日は航空各社の関西方面の発着便を中心に35便以上が欠航し、約4900人に影響が出る見通し。

*15日の欠航情報はこちら

13日午後6時の台風7号の経路図(気象庁のサイトから)

 台風上陸の可能性がある15日は、JR東海が東海道新幹線の名古屋-新大阪間で始発から最終まで運転を取りやめ、東京-名古屋間は大幅に本数を減らし、普通車は全車自由席で運転することを決定。空の便も、15日は西日本の発着便を中心に、欠航などの影響が出る見通し。

 気象庁によると、台風7号は14日午前6時の推定で中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルで、中心から半径110キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。15日は東日本や西日本にかなり接近し、上陸するおそれがあり、16日は日本海を北へ進む見込み。

JAL

 日本航空(JAL/JL、9201)では、羽田を午前11時40分に出発する南紀白浜行きJL215便や、札幌(新千歳)午後5時55分発伊丹行きJL2016便など、国内線19便の欠航が決定。約2010人に影響が出る見通し。

 15日は、伊丹・関西・中部・小松・南紀白浜・但馬・岡山・徳島・高松・高知の発着便に、16日は小松の発着便に影響が出る見込み。

ANA

 全日本空輸(ANA/NH)では、羽田-八丈島線が13日から16日にかけて終日欠航が決定。14日は、伊丹・関西・神戸・中部・静岡・徳島の発着便に、15日から16日は伊丹・関西・神戸・中部・静岡・能登・富山・小松・鳥取・岡山・徳島・高松の発着便に影響が出る可能性がある。

スカイマーク

 スカイマーク(SKY/BC、9204)では、14日は中部と神戸を午後6時以降に発着する便が天候調査となっており、15日は両空港の発着便が終日天候調査になっており、天候により欠航の可能性があるとしている。

ソラシドエア

 ソラシドエア(SNJ/6J)では、14日は那覇発神戸行き6J130便と、鹿児島発中部行き6J118便の計2便の欠航が決まり、約280人に影響が出る見通し。いずれも到着空港の同社最終便となる。15日は、中部発鹿児島行き6J115便と神戸発那覇行き6J125便の計2便が欠航となり、約260人に影響が及ぶ見通し。

ピーチ

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、14日は成田発関西行きMM320便や中部発台北(桃園)行きMM727便など、関西と中部を発着する国内線と国際線合わせて15便の欠航が決定。2629人に影響が出る見込み。15日は関西発奄美大島行きMM203便など計38便の欠航が決まり、6404人に影響が生じる見通し。

 そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。

関連リンク
台風情報(気象庁)
運航の見通し(JAL)
運航の見通し(ANA)
スカイマーク
運航状況(スターフライヤー)
運航の見通し(エア・ドゥ)
ソラシド エア
新着情報(日本トランスオーシャン航空)
日本エアコミューター
運航情報(フジドリームエアラインズ)
アイベックス
オリエンタルエアブリッジ
運航情報(ピーチ・アビエーション)
ジェットスター・ジャパン
スプリング・ジャパン

台風7号、15日は伊丹全便欠航 関西・中部中心に6万人超影響(23年8月14日 17:25)

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