エアライン, 空港 — 2023年8月14日 17:25 JST

台風7号、15日は伊丹全便欠航 関西・中部中心に6万人超影響

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 強い台風7号の影響で、8月15日は大手2社の伊丹発着便が全便欠航になるなど、関西・中部方面の発着便を中心に630便以上が欠航し、6万1790人以上に影響が及ぶ見通し。14日も80便以上が欠航となり、1万2520人以上に影響が出た。

14日午後4時の台風7号の経路図(気象庁のサイトから)

 JR東海も、15日は東海道新幹線の名古屋-新大阪間で始発から最終まで運転を取りやめ、東京-名古屋間は大幅に本数を減らす。

 気象庁によると、台風7号は14日午後5時の推定で和歌山県・潮岬の南東約150キロを時速約15キロで北西へ進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。15日は近畿地方から東海地方にかなり接近し、上陸するおそれがあり、16日は日本海を北へ進む見込み。

JAL

 日本航空(JAL/JL、9201)では、15日は羽田を午前6時30分に出発する伊丹行きJL101便など、伊丹発着全便の欠航が決定。伊丹を含む中部以西の発着便を中心に国内線240便が欠航し、約2万4800人に影響が及ぶ見通し。

 15日の関西方面便のうち、夜の関空到着4便は運航を予定。羽田発関西行き最終のJL229便や、グループの日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が運航する那覇発関西行き最終のNU008便、宮古発関西行きNU128便、石垣発関西行きNU086便は、14日午後4時50分の時点で運航を予定している。

 また、14日は羽田発南紀白浜行きJL215便など国内線19便が欠航し、約2010人に影響が出た。

ANA

 全日本空輸(ANA/NH)では、15日は羽田を午前7時に出発する伊丹行きNH13便など、伊丹発着全便の欠航が決定。伊丹のほか羽田-八丈島線全便や、関西・神戸・中部・徳島・高松・岡山・鳥取を発着する一部便の合わせて国内線310便が欠航し、約2万4600人に影響が及ぶ見通し。羽田-八丈島線は16日まで終日欠航が決定している。

 また、14日は羽田-八丈島線全6便が欠航し、約200人に影響が出た。

スカイマーク

 スカイマーク(SKY/BC、9204)では、14日は中部と神戸を発着する計8便が欠航。約1350人に影響が出た。15日は両空港の発着便が終日天候調査になっており、天候により欠航の可能性があるとしている。

ソラシドエア

 ソラシドエア(SNJ/6J)では、15日は中部と神戸を発着する計8便が欠航し、約860人に影響が出る見通し。14日は那覇発神戸行き6J130便と鹿児島発中部行き6J118便の計2便が欠航し、約280人に影響が出た。

ピーチ

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、15日は関西と中部の発着便を中心に国内線と国際線合わせて47便の欠航が決まり、8008人に影響が及ぶ見込み。14日は計47便が欠航し、8330人に影響が出た。

ジェットスター

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)では、15日は関西と中部を発着する国内線26便の欠航が決まり、3525人に影響が出る見込み。14日は札幌(新千歳)発関西行きGK156便と、那覇発関西行きGK358便の計2便が欠航し、356人に影響が及んだ。

 そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。

関連リンク
台風情報(気象庁)
運航の見通し(JAL)
運航の見通し(ANA)
スカイマーク
運航状況(スターフライヤー)
運航の見通し(エア・ドゥ)
ソラシド エア
新着情報(日本トランスオーシャン航空)
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運航情報(フジドリームエアラインズ)
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運航情報(ピーチ・アビエーション)
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