エアライン, ボーイング, 機体 — 2023年4月28日 17:50 JST

ANAのピカチュウジェット、初便は6/4羽田-バンコク 格納庫でお披露目も

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 全日本空輸(ANA/NH)は4月28日、国際線に6月4日から投入する特別塗装機「ピカチュウジェットNH」(ボーイング787-9型機、登録記号JA894A)の初便スケジュールを発表した。初便は羽田-バンコク線で、就航前日の3日には羽田空港の格納庫で機体のお披露目イベントも開催する。

ピカチュウジェットNHのイメージ(ANA提供)

 6月4日の初便運航スケジュールは、バンコク行きNH847便が羽田を午前10時50分に出発し、午後3時30分着。羽田行きNH850便は午後9時35分にバンコクを出発し、翌日午前5時50分に到着する。

 前日の3日には開催するお披露目イベントには、抽選で100人を招待。4月28日午後3時30分から5月8日午後11時59分まで受け付け、専用のキャンペーンサイトから申し込む。当日は羽田空港近くの総合訓練施設「ANA Blue Base(ABB、ANAブルーベース)」の見学もできる。

 機内では客室乗務員が青とピンクのエプロンを着用。いずれもオリジナルデザインで、人気キャラクター「ピカチュウ」をあしらった。カクテルナプキンや紙コップ、ヘッドレストカバーもオリジナルのものを用意する。乗客には木札とステッカー、搭乗証明書の3点を記念品としてプレゼントする。

ピカチュウをあしらった青とピンクのエプロンを着用しカクテルナプキンと紙コップを手にするANAの客室乗務員(同社提供)

ANAの「ピカチュウジェットNH」で用意するヘッドレストカバー(同社提供)

 「ピカチュウジェットNH」はポケモン(東京・六本木)が展開する「そらとぶピカチュウプロジェクト」にANAグループが参画し、787-9にピカチュウなどをデザインする。ANAがピカチュウを描いた機体を運航するのは7年ぶりで、約5年間運航する。

 デザインコンセプトは、リザードン、ラティアス、ラティオス、ビビヨンなど空を飛ぶポケモンたちが世界中から集まり、そらとぶピカチュウと一緒に、みんなで希望の光へと進んでいる様子が描かれるという。レックウザを大きくデザインし、エンジンの内側にもポケモンを描く。

 ANAでは、ポケモンをデザインした機体を以前運航していた。1998年7月に導入した「ANAポケモンジェット」は、747-400Dや777-300、767-300など計6機に特別塗装を施し、ピカチュウを大きくデザインした「ピカチュウジャンボ」(747-400D、JA8957)と「ピース★ジェット」(777-300、JA754A)、機体下部に花柄が描かれた「お花ジャンボ」(747-400D、JA8956)などを運航した。

 3機の中でもっとも早くラストフライトを迎えたのは、2012年11月30日のお花ジャンボ、2013年9月30日のピカチュウジャンボと続いた。ピース★ジェットは2016年4月15日までの運航予定だったが、熊本地震の影響による機材繰りで同機を不定期に投入した後、通常塗装に戻った。

初便の運航スケジュール
NH847 羽田(10:50)→バンコク(15:30)
NH850 バンコク(21:35)→羽田(翌日05:50)

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