エアライン — 2022年12月12日 12:10 JST

ANA、羽田神社でもタイアップ御朱印帳 表紙に787、青いラインで主翼表現

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 全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは12月12日、羽田空港近くの羽田神社(東京・大田区)とタイアップした御朱印帳の販売を始めた。廃棄される木屑から作ったMDF合板を表紙と裏表紙に採用したアップサイクル品で、羽田神社は航空ファン用にデザインした御朱印も用意する。御朱印帳は今年8月に発売した穴守稲荷神社(東京・大田区)に続く第2弾となる。

ANAと羽田神社のタイアップ御朱印帳を手にするANAの客室乗務員(中央)と羽田神社の神職=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 御朱印帳のデザインは前回同様、2種類を用意。ANAデザインの御朱印帳は、表紙にANAが主力としているボーイング787型機をあしらったほか、下部のラインはコーポレートカラーの青色で仕上げ、主翼をイメージしてデザインした。

 羽田神社デザインは漁で使う網に加え、毎年7月の例大祭の神輿を中心にデザイン。ANAのコーポレートカラーで仕上げた青いラインは、羽田神社を支えるANAを表現しているという。2種類とも表紙の合板を破魔矢の矢羽根柄に切り抜き、新型コロナなどの病魔をはらう思いを込めた。御朱印を48面捺印できる。

 ANAデザインは、羽田空港新整備場地区の機体工場見学ツアー「ANA BLUE HANGAR TOUR」の売店と、ANAグループのANAウィングフェローズ・ヴイ王子が手掛ける通販サイト「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」で扱う。1冊3300円。通販サイトの場合は送料や手数料が別途かかる。羽田神社デザインは社務所で頒布し、1冊3500円で御朱印代込み。いずれも初回は2000冊ずつ用意し、増刷を予定する。

ANAと羽田神社がタイアップした御朱印帳。左がANA版、右が羽田神社版=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 羽田神社は羽田地区の氏神で、航空各社や航空関係者が、運航・航空安全など「空の安全」を祈願。ANAグループの氏神でもあり、運航安全と航空安全を祈願している縁から、今回の企画をANAの社内提案制度で発案した。

 羽田神社は日本航空(JAL/JL、9201)との共同企画も始め、JALが羽田空港で使っていた航空機の車止め「チョーク」の廃棄品を有効活用した「合格祈願御守り」や、神社の本殿と飛行機などを描いた御朱印帳を販売する(関連記事)。

 羽田神社が用意する航空ファン向けの御朱印は、航空会社とのコラボ御朱印帳のみに押す。現在は穴守稲荷を含めたANAデザインの2冊のみが対象で、JALデザインの御朱印帳も対象となる。

羽田神社が記す航空ファン向け(左)と通常版の御朱印2種類=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

御朱印を記す羽田神社の神職=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

御朱印を記す羽田神社の神職=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田神社の神職が記した御朱印=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ANAホールディングスの片野坂真哉会長が社長当時に羽田神社へ奉納した絵馬=22年12月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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全日本空輸
羽田神社
ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP

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