エアバス, エアライン, 企業, 機体, 空港 — 2022年11月22日 11:16 JST

JALとヤマト、A321貨物機で東京-北九州など4路線 スプリング・ジャパン運航で24年4月

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 日本航空(JAL/JL、9201)とヤマトホールディングス(9064)は11月22日、2024年4月から運航を開始する貨物専用機について、運航路線と便数を決定したと発表した。東京(成田・羽田)-北九州間など4路線で1日21便運航する。また運航会社はこれまでJALグループのジェットスター・ジャパン(JJP/GK)で進めてきたが、連結子会社のスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)に変更する。

*スプリング・ジャパンに変更したJALの狙いは。解説はこちら

ヤマトが導入するA321ceo P2F貨物機のイメージ(同社提供)

 東京-北九州間のほか、東京-札幌(新千歳)間、成田-那覇線、那覇-北九州線にも投入する。

 機材はエアバスA321ceo P2F型貨物機を、ヤマトHDが3機リース導入する。A321P2Fは中古のA321ceo(従来型A321)旅客機を貨物専用機に改修するもので、10トン車約5-6台分に相当する1機当たり28トンの貨物を搭載できる。これまでに2機受領済みで、残りの1機は2023年2月の受領を予定する。

 改修は2023年3月からシンガポールで順次始める。改修作業は、エアバスとSTエンジニアリング(シンガポール)の合弁会社、独エルベ・フルクツォイヴェルケ(EFW)社が担う。

 今後は就航予定の各空港で、施設関連の整備を進める。また、貨物ハンドリング作業者などの新規採用も計画する。

 ヤマトHDとJALは今年1月に、貨物専用機の運航計画を発表。首都圏から北海道や九州、沖縄への長距離トラックによる宅急便輸送の一部を補完するもので、ヤマトが貨物機を導入するのは初となる。当初は運航会社をJALが50%出資し、A320とA321LRを運航するジェットスター・ジャパンとしていたが、2021年6月に連結子会社化したスプリング・ジャパンに変更した。

 スプリング・ジャパンの機材はボーイング737-800型機だが、パイロットにA320ファミリーのライセンス保持者がいることと、中国本国の春秋航空(CQH/9C)がA320を運航していることから、同社とも連携してパイロットを育成する。

ヤマトが受領済みのA321ceo(JAL提供)

ヤマトが導入するA321ceo P2F貨物機のメインデッキカーゴドア(イメージ、JAL提供)

ヤマトが導入するA321ceo P2F貨物機のメインデッキカーゴドア(イメージ、JAL提供)

ヤマトが導入するA321ceo P2F貨物機のメインデッキ内(イメージ、JAL提供)

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