機体 — 2013年9月17日 06:00 JST

ボンバルディア、CシリーズCS100の初飛行成功

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 ボンバルディア・エアロスペースは現地時間9月16日、開発を進めている100席から149席クラスの小型旅客機Cシリーズの初飛行に成功したと発表した。

初飛行を終えて着陸したCS100の飛行試験初号機(ボンバルディア提供)

 初飛行したのは、Cシリーズの基本型となるCS100型機の飛行試験初号機(FTV1、登録番号C-FBCS)。現地時間の同日午前9時55分にモントリオール・ミラベル国際空港を出発し、午後0時25分に同空港へ戻った。上空では、高度1万2500フィート(3810メートル)と速度230ノット(426キロ)に達した。

 現在、CS100の飛行試験機は各組立段階にあり、全部で5機となる。今後、数カ月間の飛行試験を実施する。

 Cシリーズはエンジンに米プラット・アンド・ホイットニー社製ギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1500G」を搭載。PW1500Gは2月20日にカナダ運輸省の型式証明を取得している。ボンバルディアによると、運用費で15%、燃費効率で20%のメリットがあるという。また、今年3月には座席増加型のCS300(130席)の席数を最大160席まで増やせるオプションを発表している。

 16日現在、Cシリーズの受注機数はコミットメント(仮発注)を含めて388機で、このうち177機が正式発注分。CS100のローンチカスタマーであるスイス インターナショナルエアラインズ(SWR)は、2015年から投入する。

離陸するCS100の飛行試験初号機(ボンバルディア提供)

CS100の初飛行を写真に収める人々(ボンバルディア提供)

初飛行するCS100の飛行試験初号機(ボンバルディア提供)

初飛行を終えたCS100飛行試験初号機のクルー(ボンバルディア提供)

初飛行を終えたCS100飛行試験初号機のクルー(ボンバルディア提供)

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