エアライン — 2022年9月18日 22:09 JST

台風14号、19日は欠航1000便超え 10万人以上影響

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 気象庁によると、大型で非常に強い台風14号は9月18日午後7時ごろ、鹿児島市付近に上陸した。18日午後10時の推定で鹿児島県伊佐市付近にあり、時速約20キロで北へ進んでいる。18日は航空各社の九州・四国方面を中心に700便以上が欠航し、5万2500人以上に影響が出た。19日も九州や四国、中国、関西、北陸方面を中心に各社合わせて1000便以上が欠航し、約10万7000人に影響が及ぶ見込み。20日も西日本を発着する便を中心に一部欠航が決まっている。

 気象庁によると、台風14号は18日午後10時の推定で中心気圧940ヘクトパスカル、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートルで、中心から北東側260キロ以内と南西側185キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。19日午前9時には、山口県下関市付近に到達する見込みで、中心気圧945ヘクトパスカル、最大風速40メートルになるとみられる。

JALグループ

18日21時の台風14号の経路図(気象庁のサイトから)

 JALグループでは、19日は日本航空(JAL/JL、9201)と沖縄を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の2社合計で、九州・四国・中国方面の発着便を中心に国内線479便が欠航し、約4万8937人に影響が出る見込み。

 JALでは、19日は欠航などの影響が終日出るのが南紀白浜・但馬・隠岐・岡山・出雲・広島・山口宇部・徳島・高松・高知・松山・福岡・北九州・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島。午前は種子島・屋久島、午後は羽田・伊丹・関西・中部・新潟・小松となる。

 JTAでは、19日は宮古発那覇行きNU1574便と石垣発那覇行きNU1628便の臨時便2便を運航する。

 20日も、JALでは午前の羽田・伊丹・関西・中部・新潟・小松・南紀白浜・但馬・隠岐・岡山・出雲・広島・山口宇部・徳島・高松・高知・松山の発着便に影響が出る可能性があり、一部便の欠航が決定。JTAでは中部、岡山、福岡、宮古から那覇へ到着する4便と、関西発宮古行きの計5便の欠航を決定している。

ANA

18日21時の台風14号の経路図(気象庁のサイトから)

 全日本空輸(ANA/NH)では、19日は八丈島・岩国・山口宇部・徳島・高松・高知・大分・福江・石見の発着便は全便欠航となり、国内線316便の欠航により約3万1800人に影響が出る見込み。

 20日も、関西・徳島・高松・松山・高知・岡山・鳥取・米子・広島・山口宇部・岩国・大分の始発便を中心に、国内線19便の欠航が決定している。

スカイマーク

 スカイマーク(SKY/BC)では、19日は鹿児島・長崎・福岡を発着する計24便が欠航。約2500人に影響が出る見通し。

スターフライヤー

 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)では、19日は北九州、福岡、山口宇部、関西、中部を発着する一部便の欠航が決定している。

ソラシドエア

 ソラシドエア(SNJ/6J)では、19日は大分・宮崎・長崎・熊本・鹿児島などを発着する計48便が欠航。約5370人に影響が出る見込み。

 20日も、神戸午前8時25分発の那覇行き6J125便の欠航が決定している。

ピーチ

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、19日は九州・沖縄発着便を中心に国内線77便が欠航。9957人に影響が出る見通し。

 20日も、関西空港発着便を中心に国内線30便の欠航が決まっている。

ジェットスター・ジャパン

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)では、19日は九州・沖縄・四国発着便を中心に国内線54便が欠航。約8066人に影響が出る見込み。

 20日も、福岡午前7時55分発の成田行きGK528便の欠航が決定している。

 そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。

関連リンク
台風情報(気象庁)
運航の見通し(JAL)
運航の見通し(ANA)
スカイマーク
運航状況(スターフライヤー)
運航の見通し(エア・ドゥ)
ソラシド エア
新着情報(日本トランスオーシャン航空)
日本エアコミューター
運航情報(フジドリームエアラインズ)
アイベックス
オリエンタルエアブリッジ
運航情報(ピーチ・アビエーション)
ジェットスター・ジャパン
スプリング・ジャパン

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