エアバス, エアライン, 機体 — 2013年8月31日 22:30 JST

全日空、整備記録不備で31日の国内線29便欠航

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 全日本空輸(ANA)は8月31日、保有するエアバスA320型機の整備作業の記録で、一部に再確認が必要であったことが判明したと発表した。該当する6機の点検を行うため、同日の国内線29便が欠航。約2400人に影響し、自社後続便や他社便への振り替えなどを行った。

ANAのA320=12年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAによると、再確認が必要となったのは、A320の整備委託先である中国・上海のSTARCO社で行われた重整備作業で、翼内構造部の電気抵抗を計測する作業の記録。30日に国土交通省航空局(JCAB)がANAに対して行った、整備委託先の監査で発覚した。

 ANAはA320を17機保有。このうち、12機が過去にSTARCOで重整備を行っており、6機は31日朝までに異常がないことを確認して運航した。31日夜までには残り6機のうち、3機は点検が終わり、異常はなかった。

 A320以外の機種はSTARCOに整備を委託しておらず、再確認が必要となった点検作業もA320固有のものだったため、他機種への影響はないという。

 残り3機は9月1日朝までに点検を終える見通しで、異常がなければ運航に復帰する。

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全日本空輸

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