エアバス, エアライン, 機体 — 2013年8月28日 16:10 JST

タイ国際航空、成田午前便もA380 フルフラットで他社便客狙う

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 タイ国際航空(THA)は、成田-バンコク線の午前便(TG640/641便)の機材を現行のボーイング747-400型機から、夕方便(TG676/677便)と同じエアバスA380を導入する。バンコク発成田行きTG640便は冬スケジュールが始まる10月27日から、折り返しの成田発バンコク行きTG641便は28日から、A380で運航する。

全席通路アクセス可能なビジネスクラスを採用するタイ国際航空のA380=1月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A380の座席数はファースト12席、ビジネス60席、エコノミー435席の計507席で、747-400と比べて133席増加。また、747-400のビジネスクラスはシートがライフラットだったが、A380では全席通路アクセスが可能なスタッガード配列のフルフラットシートになる。

 成田からバンコクへ向かう午前便は、午前11時出発のTG641便と同じ時間帯に集中。THAではA380導入により、同機が持つ人気やフルフラットシートを装備したビジネスクラスなどで差別化し、他社便からの利用客獲得を狙う。

 THAは日本路線へのA380導入を、今年1月に成田-バンコク線の夕方便から開始。12月1日からは関西空港にもA380を就航させる。関空へのA380による定期便就航は初めて。

 THAはA380を運航する航空会社としては9番目で、6機を発注済み。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレント900を搭載する。現在4機を受領済みで、10月から11月にかけて残り2機を受領する。

A380運航便のスケジュール
成田午前便(10月導入予定)
TG640 バンコク(22:35)→成田(翌日06:15)
TG641 成田(10:45)→バンコク(15:45)

成田夕方便(1月導入済み)
TG676 バンコク(08:00)→成田(15:50)
TG677 成田(17:30)→バンコク(22:30)

関空便(12月導入予定)
TG622 バンコク(23:15)→関西(翌日06:25)
TG623 関西(11:00)→バンコク(15:45)

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