企業 — 2021年11月22日 11:05 JST

ANA系avatarin、閉館後の沖縄美ら海水族館に“瞬間移動” 案内なしで館内巡る

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)が出資するavatarin(アバターイン、東京・中央区)は、遠隔操作ロボットを使った瞬間移動サービス「avatarin(アバターイン)」を活用した新サービス「アバターインナイト」を開始する。スタッフによる案内なしに閉館後の施設内をアバターで自由に動き回れるもので、11月29日から沖縄美ら海水族館(国頭郡)でスタートする。

avatarinが閉館後の沖縄美ら海水族館で提供する「アバターインナイト」(同社サイトから)

 avatarinは、遠隔地の行きたい場所に設置された遠隔操作ロボット「newme(ニューミー)」を自宅などからインターネット経由で接続し、自分がその場にいるかのように移動したり、現地の人と会話などができる。10月21日には正式サービス開始前の試用版として、案内付きの「アバターインミュージアム」のベータ版をスタート。利用者に気づいた点などを報告してもらい、サービス改善につなげる。

 今回開始するアバターインナイトでは、案内がなく、アバターで館内を自由に動き回る。利用者は無人となった閉館後の施設を体験できるほか、施設側は営業時間外の有効活用が可能となる。また時差を利用した海外からのアバター体験増加や訪日需要、来館需要の喚起なども見込む。

 美ら海水族館でのアバターインナイトは、11月29日と30日、12月3日、6日、8日、10日、13日、15日に開催。利用者がnewmeを操作し、「サメ博士の部屋」を鑑賞する。1回15分で、希望日の3日前までにアバターインのウェブサイトから申し込む。1回1000円でシステム利用料が別途かかる。

 ANAHDは航空事業に次ぐノンエア(非航空)事業の柱の一つとして、アバター事業を2018年4月にスタート。newmeは2019年10月にお披露目され、アバターを事業化するavatarin社は2020年4月に設立された。今年7月には、性能を向上させた新型newmeがお披露目された。

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