エアライン, 需要, 需要予測 — 2021年4月23日 21:07 JST

GW予約数、大幅な落ち込み続く 国内線予約率「まん延防止」で5割切る

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 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC)など航空10社は4月23日、ゴールデンウイークの予約状況を発表した。対象期間は4月29日から5月5日までの7日間。2020年のゴールデンウイークは1回目の緊急事態宣言の発出など、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が出始め大きく落ち込んだ。そのため今年は国際線・国内線ともに前年を上回るところが多くみられたものの、例年と比較すると大幅な落ち込みが続いている。

航空各社が発表したゴールデンウイークの予約状況(各社の発表資料からAviation Wire作成)

 10社の発表値を合計すると、予約数は国際線が前年同期比2.09倍の2万1154人、国内線は4.66倍の110万8035人。提供座席数は国際線が2.75倍の10万9173席で、国内線は20.5%増の224万8699席となった。10社平均の予約率は国際線が6.1ポイント低下し19.4%、国内線は36.6ポイント上昇し49.3%となっている。

 新型コロナ前の2019年の同期(4月26日から5月6日まで、11日間)と比較すると、予約数は国際線が97.2%減、国内線は70.3%減。提供座席数は国際線が88.0%、国内線が50.5%それぞれ減少した。予約率は国際線が63.0ポイント、国内線が32.8ポイントそれぞれ低下し、国際線は各国の出入国制限が、国内線は23日に政府が4都府県に発出した3度目の緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置の適用などが大きく影響している。

ANA

例年比で大幅な落ち込みが続くゴールデンウイークの国内線=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの予約数は、国際線が前年同期比


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