空港 — 2021年3月4日 11:17 JST

日本空港ビル、最大568億円調達 羽田改修投資、46億円下回る

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 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)の公募による新株発行価格は、1株4966円に決定した。調達額は最大約568億円で、払込期日は3月5日。発行済株式総数は750万7900株増え、9198万4400株となる。調達額は2月17日の発表時に想定していた最大614億円を46億円下回った。

羽田空港のターミナル改修投資などで日本空港ビルが公募増資などで最大568億円調達=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回の資金は、第1ターミナル北サテライトの新設工事に200億円、第2ターミナル本館と北サテライト接続工事に300億円、第1と第2ターミナルの安全対策など改修工事に50億円、第3(旧称国際線)ターミナルのビジネスジェット専用施設の整備に10億円を投資。残額が生じた場合は、全額を借入金返済資金に充当する。

 このうち、50億円とした改修工事費用は当初188億円の計画だったが、調達額が想定を下回ったため、不足分は社内で今後調整し、安全対策に支障が生じないようにする。

 1タミ北サテライトの新設工事と2タミの接続工事は、いずれも11月に着工して2024年3月に完了予定。1タミと2タミの改修工事は2020年4月に着工しており、2024年3月の完了を予定している。ビジネスジェット専用施設は今年1月に着工しており、7月にも供用を開始する。

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