エアライン, ボーイング, 官公庁, 機体, 空港 — 2021年2月21日 19:03 JST

4人けがのANA北京行きNH963便、積雲で急な揺れ 運輸安全委が報告書

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 1年半前の2019年8月15日に、中国・北京首都国際空港近くの上空を全日本空輸(ANA/NH)の羽田発北京行きNH963便(ボーイング787-8型機、登録記号JA808A、乗客乗員225人)が飛行中に機体が急に揺れ、乗客2人と客室乗務員2人の計4人がけがを負った航空事故について、国の運輸安全委員会(JTSB)は2月18日に報告書を公表した。

 JTSBはけが人が出た原因として、NH963便が積雲の雲頂近くを飛行して機体が揺れたことが考えられるとした。一方、同便は積乱雲を避けるために飛行ルートを変更して飛行していたが、管制機関から制限空域を避けるため、予期せず針路変更を指示されたことで、悪天候の空域から十分に離れられなかったことが考えられるとした。

NH963便の推定飛行経路(JTSBの資料から)

 報告書によると、事故が発生したのは現地時間15日午後7時24分(日本時間午後8時24分)ごろ、空港から北東約140キロ付近にあたる河北省承徳市上空約5500メートル(約1万8000フィート)の地点。ラバトリー(化粧室)付近にいた乗客2人が重傷、客室乗務員2人が軽傷を負った。

 JTSBがフライトレコーダー(EAFR:Enhanced Airborne Flight Recorder)を解析したところ、午後7時23分58秒(日本時間午後8時23分58秒)から


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