エアバス, エアライン, 機体 — 2020年10月18日 11:22 JST

世界初!機内でプラネタリウム鑑賞 スターフライヤーが北九州発着の周遊フライト

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 新月の10月17日夜、スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は世界初となる機内でプラネタリウム鑑賞するフライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」を北九州発着で実施した。約8倍の応募の中から抽選で選ばれた39組96人(幼児1人含む)が、機内に投影された星空と、九州・四国の上空3万8000フィート(約11キロ)の夜空を楽しんだ。

世界初となるスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内に映し出された星空=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スターライトフライトは、スターフライヤーが2019年秋に初開催した社内のアイデアコンテストで表彰されたものを実現した。発案したのは、大学で星の研究をしていたという、2017年入社の運送客室本部北九州支店ステーションコントロール課の川内丸(かわちまる)夏希さんと、総務人事部の古賀美奈子さん。コンテスト応募時はともに地上係員として働いており、星と飛行機が好きな川内丸さんは、就職活動時にスターフライヤーへ提出したエントリーシートでも、フライトのアイデアを披露しており、入社前からの夢を古賀さんの後押しを得て実現させた。

 当初は夏ごろの開催を想定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で10月になった。318組757人から応募があり、抽選で家族21組、カップル7組、友人5組、1人4組、夫婦2組の96人が選ばれた。政府の観光支援事業「Go To トラベルキャンペーン」の対象で、旅行代金は1組6万円。8月の受付開始時はウェブサイトの特設ページで受け付けていたが、応募が殺到し電話受付に切り替えた。

世界初となるスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内に映し出された星空=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

世界初となるスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内に映し出された星空=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

実際の星空も高度3万8000フィートで鑑賞したスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 光学式プラネタリウム機器を使ったフライトは世界初で、1機で100万個の星を投影できる大平技研(横浜市)の超小型プラネタリウム機器「MEGASTAR CLASS(メガスタークラス)」を、エアバスA320型機(登録記号JA27MC)の通路に6台設置。ドリンクなどを運ぶカートの上に置いた。プラネタリウム・クリエーターで同社代表の大平貴之さんによると、どの席からも同じ星空を楽しめるよう、設置場所や台数を調整したという。

 今回のフライトは北九州空港を午後7時前に出発し、福岡から鹿児島県の種子島、高知と九州・四国を星座の大三角形のように結ぶルートを飛行。午後8時35分ごろ北九州へ戻った。上空ではプラネタリウムで再現した当日の星空に加え、高度3万8000フィートから本物の星空も楽しんだ。川内丸さんや古賀さんとフライト実現に向けて奔走した、齊藤九五機長が操縦桿を握った。

 川内丸さんは「思っていた以上のフライトでした」と喜びの涙を浮かべていた。古賀さんも、「直前まで調整し、最初だからと妥協しませんでした」と、満足そうな表情だった。

 スターフライヤーによると、今後も同様のフライトを実施したいという。

世界初となるプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」を終えて北九州空港へ戻った提案者の川内丸夏希さん(中央左)と古賀美奈子さん(同右)、齊藤九五機長(左から3人目)をはじめとするクルー=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

フライト参加者に飛行ルートを説明するスターフライヤーの齊藤機長=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

世界初となるスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」に使用したA320 JA27MC=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

世界初のプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」を開催したスターフライヤーの白水政治社長と同便のクルー、プラネタリウム・クリエーターの大平貴之さん=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」に搭乗する参加者=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州空港を出発するプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」を見送るスターフライヤーの社員=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州空港を出発するプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」を本社から見送るスターフライヤーの社員=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内でMEGASTAR CLASSを設置するスターフライヤーの社員=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

世界初となるスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内に映し出された星空=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内で星空を解説するプラネタリウム・クリエーターの大平貴之さん=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

世界初となるスターフライヤーのプラネタリウム鑑賞フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」の機内に映し出された星空=20年10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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