エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2020年4月18日 14:06 JST

デルタ航空、A350で貨物専用便 マスクなど医療品、中国から米国へ毎日

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 デルタ航空(DAL/DL)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う医療用品の需要増加を受け、米国と中国を結ぶ貨物専用便の運航を拡大している。3月30日に運航を始めた上海発デトロイト行きに加え、4月14日からは上海発ロサンゼルス行きも開設。米国の2都市いずれかに毎日発着する体制を整えた。主に中国から米国にサージカルマスクや手袋、ガウンなどを輸送する際に活用する。

A350-900で中国から米国への貨物専用便を運航するデルタ航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航は上海発デトロイト行きが火、水、金、日曜の週4便、上海発ロサンゼルス行きは月、木、土曜の週3便。両便とも途中で韓国・仁川を経由する。大型旅客機のエアバスA350-900型機を貨物専用機として使用し、1回あたり最大42トンの物資を輸送できるという。

 デトロイトやロサンゼルスに到着した物資はさらに国内線の旅客便に積み替え、米国の各都市に輸送する。デルタ貨物部門バイス・プレジデントのショーン・コール氏は「定期貨物便により、中国のサプライヤーは数週間、数日といった単位ではなく時間単位で米国の病院や保健施設に医療用品を届けることができる」と述べた。

 世界各国の航空会社は、国際線の大量運休に伴い旅客機に余剰が出ており、これらを活用して貨物専用便を運航するケースが増えている。日本でも全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)が旅客機を使った貨物専用便を運航している。

関連リンク
デルタ航空

デルタ航空
デルタ航空、出発前にも機内消毒 4月から米国内線に拡大(20年4月2日)
デルタ航空、成田撤退 41年に幕、羽田へ7路線集約(20年3月28日)
デルタ航空、日本含む太平洋路線65%削減 欧州は影響拡大も(20年3月12日)

貨物便
787機内にマスク入り段ボールも 国際線9割運休のANAとJAL、貨物輸送を強化(20年4月15日)