ボーイング, 機体 — 2020年3月24日 10:50 JST

ボーイング、エバレット工場など14日間操業停止 感染拡大で

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 ボーイングは、米シアトル近郊のエバレット工場など複数の工場を現地時間3月25日から14日間、一時的に操業を停止する。中国から拡散した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもの。在宅勤務が可能な社員は引き続き継続し、難しい職種の人には10営業日分の有給休暇を付与して対応する。

新型コロナウイルスの感染拡大でエバレット工場などを14日間操業停止するボーイング=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 25日から操業を停止したのは、787や777Xなどを製造するエバレット工場や、737 MAXなどの製造を担うレントン工場など。シアトルがあるワシントン州が緊急事態宣言を出していることや、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一時操業停止を決めた。休業中に清掃の徹底などの対策も実施するという。

 一方で、政府機関や航空会社などに対する修理などのサポート業務は継続するとしている。

 欧州のエアバスは、23日からフランスとスペインの工場が操業を再開。機体の製造を4日間停止していた。

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Boeing
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