企業, 空港 — 2019年7月8日 12:48 JST

三菱商事やNAAなど、ウランバートル新空港の運営参画へ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 三菱商事(8058)と成田国際空港会社(NAA)、日本空港ビルデング(9706)、JALUX(ジャルックス、2729)は7月5日、モンゴルの新ウランバートル国際空港の運営に参画すると発表した。2020年上期の運営開始を予定し、モンゴル政府と合弁で設立したNUBIA(New Ulaanbaatar International Airport LLC)を通じて15年間運営する。

新ウランバートル国際空港(NUBIAのサイトから)

 新空港は、日本政府からモンゴル政府に供与された円借款を資金として、ウランバートル市中心部の南西約50キロの場所に建設された。大型機の離発着が可能な3600メートル級滑走路1本や、年間200万人が利用可能な3万3000平方メートルの旅客ターミナルビルなどを備える。

 現在の空港は南側と東側を山に囲まれた地理的制約から、滑走路の片側からしか離着陸できず、風向きなどの気象条件により運用が制限される。一方、2018年の旅客実績は前年比14%増の142万人(国際線102万人、国内線40万人)で、今後も需要拡大が見込まれることから、新空港の建設が決まった。

 三菱商事などは、新空港の就航路線や便数を拡大しつつ、魅力ある商業施設の整備や運営などを通じて収益力の強化を図る。

関連リンク
NUBIA
三菱商事
成田国際空港会社
日本空港ビルデング
JALUX

JALUXと三菱商事、ミャンマーで空港運営参画 現地企業と(14年11月17日)
JALUXと豊田通商、ラオス空港事業で契約5年延長(14年4月22日)
三菱商事と千代田化工、モンゴル新空港を500億円で受注(13年5月14日)