エアライン, 機体, 空港 — 2019年3月7日 13:35 JST

アラスカ航空、ペインフィールド就航 ボーイング工場隣接

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 アラスカ航空(ASA/AS)傘下のホライゾン航空(QXE/QX)は現地時間3月4日、米シアトル近郊のペインフィールド空港に就航した。ボーイングのエバレット工場に隣接する空港で、初の商業便はポートランド行きAS2878便で午前10時に出発した。

ペインフィールド空港で消防車の放水アーチをくぐり抜けるアラスカ航空の初便(同社提供)

 ペインフィールドからはポートランドのほか、ロサンゼルスとサンフランシスコ、ラスベガス、サンディエゴ、フェニックス、サンノゼ、オレンジカウンティの西海岸側8都市へ乗り入れる。機材はエンブラエル175(E175)型機で、座席数は3クラス76席となる。

 アラスカ航空の拠点は、シアトル・タコマ国際空港。ペインフィールド空港への就航により、ピュージェット湾北部に住む人の利便性が向上するほか、シアトルの渋滞緩和にも貢献するとしている。

 ペインフィールド空港は1936年に開港。ボーイング787型機の製造拠点であるエバレット工場に隣接し、3本の滑走路を運用している。中部地域で生産された787の主要部位を搭載し、セントレアから出発する専用貨物機「ドリームリフター」の目的地のひとつとなっている。2017年4月に、中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が提携を結んでいる。

 アラスカ航空は、日本航空(JAL/JL、9201)と2016年6月29日から西海岸路線でコードシェアを実施している。

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