エアライン — 2019年2月3日 20:40 JST

JAL、神田明神で「福は内」 女性副操縦士が初参加

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 節分のきょう2月3日、日本航空(JAL/JL、9201)グループの社員有志が東京・千代田区の神田明神で、恒例の豆まきを行った。今回は初めて女性副操縦士も参加し、年女の客室乗務員や地上係員、年男の整備士らと豆をまいた。

神田明神で豆まきをするジェイエア副操縦士の鈴木さん(右)ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

 JALは地域活動への参加の一環として、2008年まで神田明神の節分祭に参加していた。2010年1月の経営破綻以降は自粛していたが、2015年に神田明神からの招待を受けて7年ぶりに再開。今年は二宮秀生常務・JALセールス社長をはじめ、パイロット3人、客室乗務員3人、羽田と成田空港の地上係員2人、整備士2人らボランティア12人が、福豆やお菓子などを同神社の特設ステージからまいた。

 JALによると、豆まきに初めて参加した年は明確ではないものの、1996年夏まで神田明神の近くに東京支店があったことから、遅くとも1990年代には始まっていたという。昨年までの豆まきは鳳凰殿2階から行っていたが、今年は鳳凰殿が取り壊され、跡地に別の建物が建ったことからステージが境内に設けられた。

 今年は伊丹空港を拠点とするグループのジェイエア(JAR/XM)から、鈴木聡恵(としえ)さんが女性副操縦士として初参加。また、年女と年男として客室乗務員の笠原里紗さん、成田空港の地上係員の松木静香さん、整備士の岩本則夫さんが参加し、豆まき後には境内でメッセージカードとあめが入った袋やシールを配った。

 女性副操縦士として初参加となった、ジェイエアの鈴木さんは、仲間から「僕たちの分まで福を投げてきて」と送り出されたという。ステージでは「福が来るといいな」という気持ちで豆を投げた鈴木さんは、「パイロットとして仕事をしているので、お客様とお話しできてよかったです」と感想を話した。

 年女の客室乗務員、笠原里紗さんは、「アイコンタクトがしっかり取れたのがよかったです」と話し、「最初は緊張しましたが、だんだん楽しくなってきました」と笑った。

 二宮常務は、今年で4回目の参加。昨年を振り返り「至らないところばかりでしたので、いつも以上に感謝の気持ちをこめて、信頼していただけるようにしていきたいです」と、気を引き締めた。

 神田明神は正式名称が神田神社。平将門をまつることで知られ、勝負に勝つと言われている。

*写真は8枚。

神田明神の特設ステージから豆まきするJALの客室乗務員ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

神田明神で豆まきをするJALの客室乗務員ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

神田明神で干支の己亥が描かれた枡を手に豆まきをするJALの客室乗務員ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

神田明神で干支の己亥が描かれた枡を手に豆まきをするJALの客室乗務員ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

神田明神で干支の己亥が描かれた枡を手に豆まきをするジェイエアパイロットの鈴木さん(右)ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

神田明神の参拝客にメッセージカードを手渡すJALの客室乗務員ら=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

神田明神で豆まきを終えた二宮常務らJALグループ社員=19年2月3日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

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