空港 — 2018年12月6日 07:55 JST

静岡空港、県内の有名店集めフードコート 22日にラウンジ開業

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 静岡空港を運営する富士山静岡空港会社は12月6日、静岡県内の有名店を集めた「フードコートFSZ」をオープンする。2016年11月に着手した旅客ターミナル改修の一環で、22日にはビジネスラウンジ「YOUR LOUNGE」が開業する。

静岡空港の「フードコートFSZ」のイメージ(富士山静岡空港会社の資料から)

 フードコートは全4店舗で、今回はラーメン「麺屋 燕」、餃子「元祖 浜松餃子 石松」、そば・うどん「東海軒富士見そば」の3店舗がオープン。残る1店舗の「パスタ屋一丁目」は、2019年2月初旬に開業する見通し。席数は約160席で、店名の「FSZ」はIATA(国際航空運送協会)が定めた静岡空港を示す3レター(3文字)コードに由来する。

 6日は同時にドラッグストア「マツモトキヨシ」がオープンする。2月初旬には、伊藤園のお茶専門店や、県内唯一という航空グッズの物販店「ランウエイショップFSZ」、免税店「Mt. Fuji Shizuoka Airport DUTY FREE SHOP」、3月下旬には駿河湾の海の幸を中心に「静岡の食」を提供する「海山」が開業。リニューアル後の店舗数は飲食店6店舗と物販店7店舗の計14店舗となる。

 22日午前6時40分にオープンする「YOUR LOUNGE」は、カード会社12社と提携。ターミナル2階の保安検査場通過前に設置され、面積は約140平方メートル、席数は40席となる。室内を「じっくり語らいゾーン」「心躍る交流ゾーン」「しごと集中ゾーン」「リラックス深呼吸ゾーン」と4つに分け、電源コンセントと充電用USB端子を全席に完備し、Wi-Fi環境を提供する。ソフトドリンクを用意し、アルコール類は有料となる。

 静岡空港は、静岡県が設置・管理する地方管理空港で、2009年6月4日開港。愛称は「富士山静岡空港」と名付けられた。滑走路は長さ2500メートル、幅60メートルのものが1本(RWY12/30)、エプロンは8バースで、運用時間は午前7時30分から午後10時まで。今年4月10日に国内線の、10月30日に国際線の新ターミナルがオープンした。

 2019年4月1日に民営化を予定しており、三菱地所(8802)と東急電鉄(9005)のコンソーシアム(企業連合)が優先交渉権者に選ばれた。静岡県は11月7日に公共施設等運営権を設定し、22日付で富士山静岡空港会社と実施契約を締結。コンソーシアムは、空港会社の株式を買い取る形で、新運営体制に移行する。

静岡空港のビジネスラウンジ「YOUR LOUNGE」のイメージ(富士山静岡空港会社の資料から)

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