企業, 機体 — 2018年9月1日 13:49 JST

ヒラタ学園、ドクターヘリ強化 H145追加導入

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 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは8月31日、ヒラタ学園(神戸市)に中型双発ヘリコプター「H145/BK117 D-2」を引き渡したと発表した。ドクターヘリなどとして運用する。

ヒラタ学園のH145(エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン提供)

 ヒラタ学園は小型双発ヘリ「H135」を14機、H145を1機運用中で、今回受領したH145は2機目。同学園は、救急医療機器を搭載した「ドクターヘリ」(ドクヘリ)の運航を受託しており、H145の初号機は、日本初の同型機によるドクヘリとして、国立病院機構長崎医療センターでの運用が、6月から始まっている。2号機も、ドクヘリや人員物資輸送などに使用される見通し。

 ドクヘリが、国内に正式導入されたのは2001年。医師や看護師とともに事故や災害現場に駆けつけ、救命治療を行いながら患者を搬送する救急医療サービス(EMS)に使われている。関西でのドクヘリ運用は、関西広域連合が主体となって2010年から行われており、国内では8月現在、42道府県に52機が配備されている。

 H145は、エアバス・ヘリコプターズ(旧MBB:メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム)と川崎重工業(7012)が共同開発。新型アビオニクス「ヘリオニクス」を装備し、高高度や高温環境での運用能力の高さを訴求している。世界で1400機以上が引き渡し済みで、ドクヘリや警察、消防、防災、人員・物資輸送、報道などの分野で使われており、総飛行時間は500万時間に達している。

関連リンク
Airbus Helicopters
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン
ヒラタ学園

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