官公庁 — 2018年6月5日 14:40 JST

航空保安大、7月にオープンキャンパス 中高生限定で実習コーナー

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 管制官などを養成する国土交通省の航空保安大学校は、7月22日にオープンキャンパスを開催する。訓練装置や航空灯火装置、関西空港を一望できる学生寮などを公開するほか、受験相談会や実習体験コーナーを設ける。

オープンキャンパスを開く航空保安大=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 実習体験は事前申し込み制で、中学生と高校生限定。レーダー管制用シミュレーターで、空港に到着する航空機の誘導を体験する「ターミナルレーダー管制」と、管制塔のシミュレーターで離着陸の許可を出す体験ができる「飛行場管制」、航空路を飛行する航空機をシミュレーターで誘導しながら降下させ、空港の管制官に引き継ぐ「航空路管制」で、1人1回のみ体験できる。応募多数の場合、抽選となる。

 実習体験の申し込みは、6月14日正午まで。同校ウェブサイトにある案内に従い、電子メールで申し込む。当選者には、6月18日ごろ、電子メールで連絡する。

 中高生以外も入場可能。会場は泉佐野市にある航空保安大学校本校で、時間は午前9時30分から午後4時まで(最終入場午後3時30分)。

 同校は航空保安業務の専門家である航空管制官や航空管制運航情報官、航空管制技術官などを養成する、国内唯一の教育訓練機関。1959年11月、羽田空港内に開設した航空職員訓練所が前身で、2008年4月に関空対岸の大阪・泉佐野市へ移転した。

関連リンク
航空保安大学校
航空保安大学校ch(YouTube)

高知空港モデルに管制官養成 特集・航空保安大オープンキャンパス(前編)(17年3月22日)
管制官「転勤は食と文化楽しめる」 特集・航空保安大オープンキャンパス(後編)(17年3月22日)
航空保安大、受験者向け説明会「コミュニケーション能力が大事」(15年3月14日)