エアライン — 2017年7月12日 19:20 JST

ANAカーゴ、サイト刷新「ただ運ぶだけではなく”プラス”伝えたい」

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 ANAホールディングス(9202)傘下の貨物事業会社ANAカーゴは、ウェブサイトをこのほど刷新し、7月から航空貨物にちなんだコーナー「CARGO+」を開設した。多くの人に事業内容を知ってもらうことで、採用競争力の強化にもつなげていく。

リニューアルしたANAカーゴのウェブサイト

 これまで同社のサイトは、取引先である運送業者(フォワーダー)が主に閲覧することを想定していた。4月に実施したリニューアルでは、一般の人にも航空貨物について知ってもらえるよう、新コーナーであるCARGO+を設けた。プラス記号の後ろに各回ごとのテーマを掲げ、年に数回更新していく。

 CARGO+では、香港のすし店に鮮魚を20時間で送ったり、超精密機器をほとんど揺らさずに米国へ運ぶといった、ANAカーゴが日々運んでいる航空貨物の実態に迫る。最初のコンテンツは、「Vol.0 CARGO+[HELLO!]」。予告編の意味を持たせたことから号数を「Vol.0」とし、次号「Vol.1」からはパンフレットで伝えきれない商品やサービスの魅力を伝えていきたいとしている。

 Vol.1は7月末に公開予定で、仮タイトルは「いのち」。その後は、9月にANAの貨物便が就航15周年を迎えることから、初便となった2002年9月8日の成田発青島行きをはじめ、ANAの貨物便ネットワークの歴史や変遷、路線を拡充してきた中国との関係などを取り上げていく。

 ANAカーゴでは、「航空物流の世界における変革の物語から、ただ運ぶだけにとどまらない“プラス”を伝えていきたい」と話している。

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