エアライン, ボーイング, 機体 — 2017年4月5日 12:29 JST

ボーイング、イラン・アーセマーン航空から737 MAXを30機受注

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 ボーイングは現地時間4月4日、イラン・アーセマーン航空(IRC/EP)が737 MAXを30機発注することで合意したと発表した。総額30億ドル(約3321億円)相当の契約で、MoA(覚書)への署名を確認した。契約には、737 MAXを30機追加発注できる購入権が含まれる。

イラン・アーセマーン航空が発注する737 MAX=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 引き渡し開始は2022年を予定。米商務省は、米国で1万8000人の雇用を創出するとしている。一方、イランの航空会社との契約は、米国政府の承認を条件としている。

 イランと欧米主要6カ国が、2015年7月14日に核開発問題について最終合意したことにより、ボーイングは米国政府の承認を得て、MoAの締結に向けて交渉を進めてきた。ボーイングは2016年12月11日に、国営のイラン航空(IRA/IR)と50機の737 MAX 8を含む、計80機の導入で合意。イラン航空は同月22日に、エアバスへ100機発注している。

 トランプ大統領は、3月6日にイラン、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンのイスラム圏6カ国から米国への入国を制限する大統領令に署名している。

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Boeing
ボーイング・ジャパン
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